出典:©雪森寧々/集英社・久保さんは僕を許さない製作委員会
あらすじ
白石くんの目下の楽しみは、大好きな漫画の最新刊。
意気揚々と書展に向かうものの、なんと自動ドアが反応しない為、中に入る事が出来ない。
立ち尽くす白石くんだったが、たまたま通りがかった久保さんのおかげで、何とか店内へ入る事に成功する。
久保さんはそこまで白石くんが好きになっている漫画に興味を抱き、貸し借りをする事になるのだが…。
おそろい
長距離走を行った白石は、偶然にも廊下で久保と遭遇する。
近づいてくる久保に対して、白石はすぐさま距離をとろうとする。
「今、汗すごくて…臭うかもって…」
そう口にする白石に対して久保は、一気に近づいて白石の臭いを嗅ぐ。
その行為に驚いた白石は爆速で後ろへと後退。
ドキドキが止まらなくなった白石をよそに、久保は教室へとある物を取りに行く。
「えい!」
「これで汗拭いたら気にならなくなるでしょ?」
そう言って渡されたのは良い匂いのする汗拭きシートだった。
感謝を口にしつつ、汗拭きシートで汗を拭きとる白石。
そんな白石に対して、久保は上目遣いで“おそろいだね”と口にするのだった…。
不運?幸運?
学校の帰り道。
いつも通りの日常を迎えるかと思っていた白石だが、横を通った車が水たまりを突っ切り、白石はずぶ濡れとなってしまう。
偶然、現場を見ていた久保に声をかけられ一緒に帰る事になるのだが、困った事に自宅の鍵が見つからない。
どうするか悩んでいた白石だが、ガチャガチャ音で気付いた久保がすぐさま振り返る。
「あの…白石くん大丈夫?」
母にPINEを飛ばした白石だが、母が帰って来るのは約2時間後とのことだった。
公園で洗い流すと言う白石に対して、久保は「うちに来る?」と提案する。
そして、久保の家へと上がらせて貰う事になった白石は、脱衣場である物を見つけてしまい…。
全体的な感想
今回の久保さんは以前にも増してグイグイ来ている感じがしましたね!
もう、久保さんの関わり方が…健全な男の子なら絶対に意識してしまいますって!
それを躱す白石くん凄いですよ。正直、早く付き合えよって言いたいです。
ちょっと独占欲的な所を見せる久保さんがめっちゃ可愛かったです。
自動ドアのシーンでは、白石くんの気持ちが筆者にも良く分かりました。
触れても手を近づけても開かない自動ドアありますよね!あれ、本当に困るんですよね。恥ずかしいし!!
これが日常茶飯事な白石くんは、もう精神力が強すぎて感服です。
久保さんのお家、男なら誰でも行ってみたいでしょうね…。外観からしてお金持ちな匂いもしました。久保さん完璧超人や…!
文章:クラッシャー佐藤