アニメコラム

1960年代のテレビアニメのパイオニア『おばけのQ太郎』藤子不二雄の名作アニメ

出典:©藤子プロ・藤子スタジオ/シンエイ

筆者もそうですがこのアニメは再放送で見た方も多いと思います。ドラえもんなどに通じる「化け物とり憑きアニメーション」です。原作は藤子不二雄の漫画であり、ある世代にとっては少年漫画の決定版でした。1985年の作品です。「オバQブーム」と騒がれたのはまだテレビが白黒の時代だった1965年のことでした。

『おばけのQ太郎』あらすじ

竹藪で生まれて大原家に居候し、いつも正太にとり憑いては、助けてもくれる不思議なお化けの物語です。身長111cmで子供の正太と同じくらいの背丈です。今回紹介するのは3作目となるカラー作品であり、シリーズ中最も子供たちに愛された物語です。

その1作目でQ太郎がお化けの世界に帰ったときにO次郎とお化けを連れてきて大原家にQ太郎と共に居候しているのは、3作目をご覧になった皆さんなら旧知の事実だと思います。O次郎はまだ赤ん坊なので「バケラッタ」としか喋りません。

『おばQ音頭は、今でも聴きたい名曲!』

おばQは、書類に目を通してくれと言われて紙束に眼球を通すシーンがあったりとかなりの天然素材であることがわかります。レコードの「おばQ音頭」が200万枚のセールスを記録したこともあります。地球での生活に慣れていないQ太郎に地球の常識を一つひとつ教える正太が可愛いと人気に火がつきました。

 

当時はファンタジーといえば手塚治作品など、現実から乖離した飛躍的な作品が多かったですが、設定で割り切っている感が強いこの作品は、不思議な能力を持つ助っ人が居候するといった点でのちの藤子不二雄作品である『ドラえもん』などに大きな影響を受け継いでいます。

 

Q太郎の他にもP子やU子、ドロンパなどの多数のお化けがそれぞれの家庭を見つけ居候するなど、彼らの住む町はお化け屋敷の様相を見せます。鑑賞者目線でも設定を割り切ってみると、とても面白い作品に見えます。

 

 

文章:Shinichiro.S

 

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