出典:©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
2011年年末に映画化されるなどアニメファンに幅広く愛されているこの作品は2007年のかきふらい氏が描いた漫画が元になっています。当時の漫画は4コマ漫画であり、2012年までの5年間「まんがタイムきらら」に掲載されていました。
りっちゃんが頑張る!
高校に入学したばかりの田井中律(たいなかりつ)は軽音楽部に入りたいのに3年生が卒業したため、メンバーは0人でした。4人集めなければ廃部になってしまうため幼馴染や偶然居合わせた同級生を勧誘し、なんとか軽音楽部の存続を叶えます。軽音楽部を「軽い音楽をする部活」と勘違いした平沢唯が主人公となってストーリーが進みます。全41話のこの作品は青春時代ならではの悩みや軽妙な展開で主人公達が成長し、絆を深めていく様子が描かれています。「放課後ティータイム(HTT)」とバンド名を名付けられていよいよスタートした軽音部は大学編までストーリーを紡ぎます。
愛されるのは訳がある
日本アニメの話題作に欠かせないのが親近感です。長く愛される作品にはその時代や場所を代表する様々な仕掛けが必要です。割と最近の設定となる本作ですが、『けいおん!』には聖地巡礼というおまけがつきます。舞台は特定されていませんが4人が通う高校のモデルになったとされているのが滋賀県の豊郷町立豊郷小学校旧校舎です。
製作者達の京都愛
また、唯たちが修学旅行で訪れたのが京都です。主に左京区で行動することが多いようで、ファンの間で一度は行ってみたいスポットとして人気があります。この作品は京都アニメーションが製作した作品であり、製作者の地元愛が伝わってきます。
文章:Shinichiro.S