出典:©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会
あらすじ
エスペリオンユースのプレーに圧倒される受験生たちに、さらに追い打ちをかけるように福田から「あること」が告げられる。
精神面を立て直せない受験生チームは為す術もなく、立て続けに追加点を許し試合は一方的な展開となる。
ユースと自分達との歴然とした差に絶望している受験生の中で、阿久津のラフプレーのダメージを引きずる葦人も徐々に戦意を失っていく…。
未経験ポジション
「ゴールキーパー以外、一度も経験した事のないポジションでプレーしている。さぁ残り10分だ。全力を尽くしてプレーしてくれ」
福田の口から告げられたのは凄惨な言葉だった。
この言葉によって、受験生たちは更に心が折れてしまうのだった。
葦人もまた、阿久津によって怪我した箇所が痛み…諦め始めていた。
疲弊した葦人が想像した“未来のビジョン”。
葦人は最後の力を振り絞り、声を上げるのだった…。
1点の為に
コーナーキックをクリアした葦人は自分を鼓舞して再び走り出す。
「よし取った!橘、近くにいてくれ!サイドから何とか突き崩そうで!」
受験生の中で走り出したのは葦人、橘、大友の3人だけだった。
相手がハンドでファールを取られ、3人の内だれがボールを蹴るのか話あった結果、大友がフリーキックを蹴る事になる。
大友の完璧なフリーキックが放たれたが、阿久津の高身長によってボールは弾かれてしまう。
しかし、葦人は事前にクリアされる事を予見して動いていたのだった…。
全体的な感想
ゴールキーパー以外が適正外なポジションでプレーとは…。
中々に恐ろしい事を考えますね。これは、受験生側は心が折れて当然ですよね。
適性のポジションでボコボコにされちゃっている訳ですからね…。
一度は心が折れて終わりを迎えようとした葦人でしたが、見事に再起。
その姿は本当にかっこよかったです!復活後の行動力と思考力は見事でした!
そして、葦人と共に諦めない心を持って戦った橘と大友にも拍手ですね!
文章:クラッシャー佐藤