出典:©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
あらすじ
裏切りによって、武器も作戦も筒抜けな上、12人対10人という絶望的な状況に追い込まれたチームZ。
そんな窮地にあっても必死に足掻き続けるチームZのアツい戦いと、自分自身を信じ続ける潔の純粋なエゴが、燻っていた千切に火をつける。
千切が封じ込めていた武器と、胸の奥に秘められたエゴがフィールドを駆け抜け、試合を大きく動かして行く…。
天才くん
絶望的な状況の中、試合でもまともに動けていない千切は過去を思い出していた。
それは、鰐間兄弟と同じ学校にいた時の事だった。
鰐間兄弟に対して、生意気な口を聞きながらも圧倒的なスピードを見せつけて勝利する千切。
「才能があるかないか…それだけの事ですよ」
全てをスピードでぶち抜いてきた千切は“天才”と呼ばれていた。
「右膝前十字靱帯断裂です」
試合中に足を大怪我してしまった千切は、足に爆弾を抱えてしまう。
それ以降、恐怖の鎖によって本気で走る事が出来なくなってしまった千切は、天才(笑)くんと呼ばれ、煽られ続けて生きる事になるのだった…。
呪縛を解き放て!
過去を思い出しながら暗い表情を見せる千切。
「あれから俺は…諦め方を探してる。あと5分…あと5分で俺たちは負ける」
「これで…ここで…俺のサッカーは終われる」
そう考える千切に、必死で純粋なエゴを突き付ける潔。
潔に感化され熱くなり、心を動かされ始める千切は、ある事に気付いた。
それは今の潔の姿が、天才と呼ばれていた自分と同じだと言う事だった。
サッカーに全てを懸けていた事を思い出した千切は、自分のエゴを信じる。
「なくしちゃいけないのは…信じなきゃいけないのは…」
「今、お前を見て熱くなってる、この俺の滾りだ!」
走り出した千切に“ゴールの匂い”を感じた潔は、千切にボールを預けて…。
全体的な感想
人生、山あり谷ありとは良く言いますが…千切はまさにそんな人生でしたね。
生意気な千切も悪いですが、足に爆弾を抱えてからの周りの掌返しと、鰐間兄弟の感じが最悪でした。人として流石に引いてしまいますね。
しかし、潔によって真の能力が解放された千切!まさに天才の走りでした!
再び走れるようになった千切はかっこよかったですし、ゴールを決めた後に見せた笑顔が最高に可愛かったです。
そして、次の試合からは凪と玲王が出てきますね!ブルーロックの人気キャラといっても過言ではないので楽しみです!
筆者も凪が大好きなので、早くサッカーの試合が見たくて堪らないです。
文章:クラッシャー佐藤