出典:©はまじあき/芳文社・アニプレックス
あらすじ
季節はすっかり夏に。ライブで着るTシャツのデザインを考える為に、ひとりの家に集まる事になった喜多と虹夏。
家に誰かを呼ぶ事が初めてのひとりは、無事に2人をもてなす事が出来るのか!?
盛大にスベった歓迎会
ライブのTシャツデザインを考える為に、ひとりの家に向かう喜多と虹夏。
自販機で飲み物を買って水分補給しながら向かう2人は汗を流していた。
「後藤さんの家ってどんな感じなんでしょうね?」
喜多の言葉に、虹夏は以前ひとりが口にしていた事を思い出す。
「前に段ボールが狭くて家の感じに似てるから落ち着く的な事は言ってたなぁ」
2人はどんな家か想像できない事を楽しみに、ひとりの家へと向かっていくのだった。
ひとりの家に着くと、家に“歓迎!結束バンド御一行様”と垂れ幕が飾られていた。
旅館じゃないのに垂れ幕がある事に疑問を抱きつつも、ピンポンを押してみることに。
中からひとりの声がして玄関の扉が開く。
そして、そこには色の変わるゲーミンググラサンを付けながらクラッカーで迎え入れるひとりの姿があった…。
イマジナリーフレンド
買い物から帰ってきた父と母が、ふたりに尋ねる。
「え?ほんとに遊びに来てる?」
「ほんとのほんとに?お姉ちゃんの妄想じゃなくて?」
親からもイマジナリーフレンドを疑われるひとり。
そして父と母は、ひとりの友達を見に部屋を訪れる。
「いや~感動だな~。ひとりのお友達が遊びに来る日が来るなんて!」
記念日にしようとピザや唐揚げを用意する父と母を前に、喜多と虹夏は喜んで食事を手にする。
しかし、親からも“友達がいない”と強く認識されている事にひとりは悲しみを覚えるのだった…。
全体的な感想
段ボールが狭くて家に似てるという言葉から楽しみと思えるのが凄いなと尊敬しました。
普通、そんな言葉を聞いたらあまり遊びに行きたいとは思えないですよね…。
ゲーミンググラサンはちょっと欲しいなと思いましたが、思いっきりスベってましたね!
それでも“面白い子”と思ってくれている虹夏と喜多が本当に良い子です。
そして、両親からも本当に友達がいないと思われていたひとり。寂しすぎて泣きそうになりました。
イマジナリーフレンドとかレンタルフレンドとか…あまりにも酷すぎるよ!
せめて、両親くらいは娘さんを信じてあげて…!
文章:クラッシャー佐藤