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ファイアーエムブレム暁の女神は、蒼炎の軌跡から3年後の世界を描いています。
物語は滅んでしまったデインの再興から始まります。奇跡の力を持つといわれている、ミカヤがデイン復興のために暁の団を結成します。彼らは同じ思いのを持っている仲間と力を合わせて、数多くの困難を乗り越えていきます。最終的にはデインを取り戻すことができました。
デイン復興には命を落としたといわれていた、漆黒の騎士の活躍がありました。どうして力を貸したのかは、物語が進むと判明します。
デインが復興を遂げたことで、クリミア王国の不満が大きくなります。クリミアは長年デインに苦しめられていただけに、わずか数年での再建に快く思わない権力者がたくさんいました。クリミア女王である、エリンシアが外政に弱腰なことで不満をさらに大きくします。
エリンシアは、会話による解決を目指すも不発に終わります。やむなく、反乱を抑えるために出兵し、最終的には反乱を一時的に抑えることができました。
クリミア問題解決後、アイクが登場します。彼は爵位を与えられるも、性に合わないということで返上していました。その後は備兵団として活動します。
アイク、ミカヤがそれぞれの事情により一時的に対立しますが、正の女神アスタルテによって裁きを下されてからは、互いに協力するようになります。
アイクは漆黒の騎士を倒し、念願の敵討ちを果たします。更に、漆黒の騎士を裏で操っていたセフェラン、女神アスタルテを撃破し、長期的な平和がもたらされることとなります。
主な登場人物
・ミカヤ
デイン復興のために力を尽くします。奇跡の力を持っていることから、多数の民衆からの人望が厚いです。
彼女のカリスマ性がプラス、マイナスの両方をもたらします。一人で多くの人を巻き込みます。
・エリンシア
クリミア王国の女王です。基本的には穏やかですが、女王らしい一面も持ち合わせています。
・アイク
本編の主人公、本作で父親の敵討ちを果たします。前作よりも成熟しているため、成長率は抑えられている。
・漆黒の騎士
本作で正体が明らかになります。ミカヤを助けるために、色々と力を貸します。
・正の女神アスタルテ
戦争をやめようとしない者に裁きを下す決定をします。
ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡からの引継ぎ要素
・蒼炎の軌跡で上級職レベル20かつステータスが上限の場合、ステータスが上がる。
(例、アイクの力、技、速さ、守備が上限に達していた場合、暁の女神の初期能力に+2される。HPが上限に達していた場合は+5される)
*サザのみ蒼炎の軌跡の能力をそのまま引き継ぐ。(ステータスが下がる場合もある。魔防は蒼炎で20まであげても、暁で15となる)
・特定の条件を満たした場合、ストーリーの一部が変わる。特定のキャラクターを仲間にできるようになる。
本作の印象
・ラグズ(獣)があまりにも強すぎるため、ゲームバランスが悪い(初心者の救済措置)。ニケ、ティバーン、カイギネスなどが初登場時からラスボスクラスなので、手間暇かけて育てたキャラクターが2軍行きになりやすい。漆黒の騎士も仲間時、ほぼ無敵状態。
・蒼炎の軌跡と比較すると、一撃死が多い印象。ロストすると復活しない仕様でこれは厳しい。
・育てた仲間が敵としても登場するため、あまりに育てすぎるとクリアが難しくなる。
文章:陰と陽