出典:©2021 Konami Digital Entertainment
以前に遊戯王における禁止カードを紹介しました。苦渋の選択、第六感、魔導サイエンティスト、八咫烏は現在においてもトップクラスの効果だといえるでしょう。
今回は生還の宝札についてあげていきたいと思います。このカードは上記の4枚に負けないくらいの効果を備えています。下に簡単な効果を記します。
<生還の宝札>
自分の墓地に存在するモンスターを特殊召喚した時、自分はデッキからカードを一枚ドローできる。
このカードは2001年に発売されました。効果は強かったものの、墓地からモンスターを蘇らせるカードは少なかったため、(死者蘇生、早すぎた埋葬、リビングデッドの呼び声くらいしかなかった)
ほとんど注目されていませんでした。コンボデッキで稀に使われる程度でした。
アンデットデッキの登場により、一線級のカードとなる
一線級として活躍し始めたのは、ゾンビマスター、馬頭鬼を初めとするアンデットデッキが登場してからになります。下記にゾンビマスター、馬頭鬼の効果を記します。
<ゾンビマスター>
手札を一枚捨てることで、自分または相手の墓地のアンデット族モンスターを特殊召喚できます。
生還の宝札と絡めることで大量ドローを行えました。一体には一ターンに一度という制約はあるものの、同名カードを墓地から蘇られることにより、何回も効果を使うことができました。
<馬頭鬼>
このカードを除外することにより、墓地のアンデット族モンスターを一体特殊召喚できます。こちらは一ターンに一度の制約はなく、異次元からの埋葬などを使用することで何度もモンスターを呼び出すことができ、大量にカードをドローできました。
他にもアンデット族を墓地から蘇生させるカードは豊富に存在し、生還の宝札を絡めることで大量のドローにつなげることができました。
*アンデット族で使用したことで、徐々に規制を強められることとなる
2008年9月に準制限カード、2009年3月に制限カード、2009年9月に禁止カードまで上り詰めました。その後は一度も解除されることなく、禁止カードの常連となっています。
禁止解除することは絶対にないと思われるカードの一枚
2009年9月よりも墓地から蘇生するカードは増加しており、1枚でも使用可能となればあっという間に手札は増えていくでしょう。禁止カードに指定されている中において、最強といっても過言ではないかもしれません。
*フリープレイでは使用可能なので、相手の許可を得て効果を確かめてみるとよいでしょう。いかにおぞましいカードであるのかを知ることができます。
文章:アニメクン