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第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した映画『ファインディング・ニモ』は熱帯魚の家族の物語です。パパのマーリンが姿を消した息子のニモを探し、大きな海を冒険するストーリーです。
2016年には続編『ファインディング・ドリー』が公開された人気シリーズです。
『ファインディング・ニモ』あらすじ
舞台はオーストラリアのグレートバリアリーフの海での出来事です。父のマーリンには卵を産んだばかりのコーラルというお嫁さんがいました。しかし、ある日バラクーダという天敵に襲われマーリンが記憶を取り戻すとコーラルや卵の姿が無く、唯一残った卵が一つだけありました。
マーリンはニモと名付け大事に育てました。マーリンの過保護ぶりはニモの学校の遠足でも垣間見得ます。「やっぱり入学は早すぎた」というマーリンに対してニモは反感を覚えます。
そして、一人で遠くまで行くと、ダイバーに捕獲されてしまいます。そこからマーリンの壮絶な「子供探しの旅」が始まります。
『仲間達と共にニモを救い出せ!』
今作では、マーリンの愛情が感情豊かに伝わります。声優を務めた木梨憲武さんの演技力が冴え渡っているおかげでしょう。ジョン・ラセター氏といえばトイ・ストーリーやバグズライフの監督として有名であり、近年のアメリカのアニメーションにとってカリスマ的存在です。今作でも製作総指揮を務めストーリーに躍動感を与えました。
また、今作はディズニーとピクサーのWネームということで世界的にも注目を集めました。ニモがたどり着いた先は海岸沿いの人間の家の水槽です。ニモを助けるために仲間たちやペリカンなどが活躍します。
一方、マーリンにもドリーをはじめとする仲間たちの協力が描かれており、非常に文化的でスピリチュアルな作品になっています。
文章:Shinichiro.S