出典:©許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
あらすじ
プレW杯としてエキシビションマッチが開催され、日本はいきなり強豪ドイツと戦う事になる。第一試合に挑むのは不二とデュークのペア。
不二は、今や王者ドイツの代表となった、かつての盟友・手塚の目の前で、彼が日本との決別を決意した日の知られざる戦いに想いを馳せ、また一つの進化を遂げてゆくのだった…。
攻める不二
エキシビションマッチでドイツと戦う事になった日本。
「まずはお前たちから死んで来い」
平等院に命じられるまま、第1試合へと赴いたのは不二周助とデュークのペアだった。
対戦相手であるドイツのペアはビスマルクとジークフリート。
日本を舐め腐っているジークフリートに、デュークが開幕の一撃「デュークホームラン」を浴びせる。
ジークフリートに一切期待していないビスマルクが、一人で不二とデュークを相手しようとするも…スタイルの変わった不二に圧倒される事となる。
「スマッシュに対してスマッシュで返したで…」
「クリティカルウィンド。葵吹雪。もう、守るだけのテニスはやめたんだ」
トリプルカウンターを捨てて、攻めに転じた不二に死角はないのだった…。
敗北の跡部
不二とデュークが勝利して、日本に流れが来ていた。
第2試合へと赴くのは跡部と入江だった。
ドイツはQ・Pと手塚のペアがコートへと入る。
クオリティオブパーフェクトと呼ばれるQ・Pと、ドイツで進化を遂げた手塚に圧倒される跡部と入江はあっという間に、ゲームカウント0-5となってしまう。
「お前は何をやっているんだ…跡部景吾!」
ストレート負けをして、両膝をついて崩れる跡部は「俺に足りない物が見つかった」と言い残して試合会場を後にするのだった…。
全体的な感想
今まで守りのテニスをしていた不二が、まさかの攻めのテニスに転向!
これが本来の不二のスタイルだったのですね…!
スマッシュをスマッシュで返すなんて正直、訳が分からなかったです。
個人的には、やっぱりトリプルカウンターをしている不二の方がかっこよくて好きですね!
そして、跡部!まさかのストレート負けです。
試合自体、あまり描写が無かったので…何とも言えないのですが、これはエキシビションマッチなので、本戦ではきっと進化した跡部様の姿が見られる事でしょう。
負けた瞬間、スッとその場を後にする姿は中々に良かったです。
相変わらず、この作品のキャラクターはメンタルが強すぎる…!敗北後、直ぐに修行!
メンタルが強くないとテニヌ出来ないとはいえ…脱帽ですね!
文章:クラッシャー佐藤