出典:©Koi・芳文社・ご注文は製作委員会ですか?
第一期・第11話「少女は赤い外套を纏いウサギを駆りて聖夜の空を行く」
木組みの街のクリスマスマーケット!
……というわけで、ココア、チノ、ティッピー、リゼ、シャロ、千夜の5人と1匹(?)は、クリスマスマーケットに来て、ラビットハウスで飾るツリーのオーナメント(飾り)を買いに来たのでした。
もちろん、こんなににぎやかなのは初めてなココアは、はしゃぎますし、対象的に、そういうことを自重して欲しいチノは、それを力いっぱい止めようとします。
極秘ミッション! チノちゃんに何あげる?
そんな、クリスマスオーナメント中心のお店で、真剣にラビットハウスのクリスマスツリーの飾り付けを選んでいるチノ。
そんなチノへのお土産(というか、プレゼント)を用意するココアでした。
ココアは、リゼと相談して、回転木馬風の、小さなオルゴールがいいんじゃないのか、という結論に達したのでした。
外は気付けば雪模様! ココアサンタ現る!
木組みの街にも、本格的な冬が到来した様子でして、本格的な雪が舞いはじめました。
チノは夜空に舞う雪を見ながら、感慨に耽っているようでした。
一方、ココアは、先ほど一行と一緒に行った、マジパン(欧風砂糖菓子)のお店で、人数分の砂糖菓子のうさぎを買い、皆に配るのでした。
「ふぉっふおっふぉっ……ココアサンタのお出ましだよ!」千夜が「でもどうして、みんなにプレゼントしようと思ったの?」ココアは「それはね、わたしの夢がサンタさんだからだよー」ということです。
みんなバイトが終わってからの集合 シャロだけ特につらい!?
クリスマスの買い物がひと段落すると、皆は、各々のバイト先で働き始めます。
一番にぎわっているのが、ラビットハウス。
次いで、千夜が番傘にうさぎの「あんこ」を乗せて、その上で回す大道芸を披露! 盛り上がる本人と、青山さん。
その一方で、独り寂しく、チラシ配りのアルバイトを街頭でしているシャロ。
「クリスマスパーティー。晩御飯はお鍋がいいなあ……はっ! この状況、どこかで見たことがある!?」「マッチ、買ってください。マッチ、買ってください」
何と、マッチ売りの少女の身の上と、自分の身の上に投影して、余計に冬空の下での労働が苛酷に思えて来るシャロでしたー。
ラビットハウス、大繁盛! クリスマス特製パンケーキのせい!?
木組みの街の、クリスマス当日。
ラビットハウスは、これまでにない賑わいを見せていました。
その名も「(クリスマス)限定パンケーキ」が効果を発揮したのか、招待客で珍しく満員です。
そこに、マヤ、メグの2名が来て、クリスマス風に仮装し(髪飾りだけ)「こんばんはー!」元気が良さそうです。
次に、甘兎庵の千夜が、ラビットハウスを訪れます。「あらー、大繫盛!?」
元気が有り余っているマヤとメグは、お店を手伝うことにしました。
けど、早速「特製パンケーキ」の魔力にやられてしまったようでして「これ食べてから手伝うよー」「いきなり、おさぼりさん!?」
そこへ、アルバイトを終えたシャロが来たのですが、休むつもりでラビットハウスに入ると、働かされる目に遭うので「折角お仕事モードから解放されたと思ったのに……」
そこへココアが「お客さんだから座っててよ」と言うと「座ってろ、ですって??……そんなの自分自身を許せないわ!」と、ふさぎこんだかと思えば、メチャクチャやる気を出して立ち上がり、限界を超えて覚醒し、キビキビと接客の指示を、メグやリゼに飛ばすのでした!
クリスマスには、ハプニングがいっぱい!
頑張って働こうとした矢先に、パンケーキ用のバターが切れました。
おじいちゃん(ティッピー)は「困ったのぉ、クリスマスは休んどる店が多い……」そこへ、千夜が現れて「大丈夫、生クリームを(入れ物に入れて)振り続ければ、バターになるわ!」
しかし、散々容器を振った結果、途中で千夜の体力の限界を迎えるのでした。
また、お会計に手間取るメグに、ココアが飛び入り参加で助っ人に入るのでした。
このようにして、各々の得意技というか、特技を活かして接客した結果、おおむね好評でした。
繁盛する店内を前に、おじいちゃん(ティッピー)は「わしは、もう少し静かな、隠れ家的な喫茶店を目指しておったのにのうー」とチノに囁きます。
チノは「こういうのも、楽しいです!」と言うと、おじいちゃん(ティッピー)は、目を細めて、ふっふっふと笑って目を細めるのでした。
閉店後のお楽しみ、ラビットハウスのクリスマスパーティー
乾杯の音頭は、チノが恐る恐る取りました。
「お疲れ様です。乾杯」「乾杯ー!」また、いつの間にか店に闖入した青山さんは、お料理を出す前につまみ食いをしそうな自分自身を必死にこらえているようでした。
テーブルに設えられた豪華なお料理を前に、皆口々に「美味しそう!」と言うのでした。
そして、プレゼント交換会では、ココアに怖いぬいぐるみが当たったり、チノに市松人形が当たったりで大賑わい。
ティッピーはその光景を見て「こんなに賑やかなラビットハウスは初めてぢゃ!」と言わしめたのでした。
チノには、サンタさんが2人来たようです
みんなが帰宅し、街も寝静まった深夜、ラビットハウスの屋根裏部屋がココアの部屋なんですが、そこから、抜き足差し足でチノのいる部屋に移動し、大き目の靴下の中に、リゼと相談して決めた、回転木馬風の、小さなオルゴールを入れるのでした。
勿論ですが、チノの親父さん(タカヒロさん)も同じ考えで、木組みの家の立体パズル1セットを用意していたのでした。
まとめ
いくつになっても、クリスマスにまつわる諸行事は、楽しいものですね。
まあ、勿論ですが、僕は祝われる年齢から、祝ってあげる年齢になったので、手放しでクリスマスを楽しむことは、もうあまりなくなったのですけどもね。
メリー・クリスマス。ではでは(・∀・)ノ
文章:T兄さん