出典:©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
福引で南の島へ行く野原一家
『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』はクレヨンしんちゃんシリーズの映画第二作目です。1994年に公開されました。
いつも通りの日常を過ごす野原しんのすけは母・みさえと共に買い物に行きます。
商店街では福引が開催されており、一回だけ挑戦することに。
すると見事、特賞の『ブリブリ王国5泊6日の旅』のチケットが当たります。
野原一家は喜んでブリブリ王国へ旅行に行きますが、実はこの旅行は仕組まれた罠だったのです…!
瓜二つなしんちゃんとスンちゃん
「秘密結社ホワイトスネーク団」はブリブリ王国の王子をさらい、そしてしんのすけも狙っていたのです。
旅行もホワイトスネーク団の仕組んだもので、旅の途中でしんのすけもさらわれてしまいます。
そしてしんのすけは自分そっくりの「スンノケシ王子」と出会い、二人は仲良くなります。
ホワイトスネーク団の首領はブリブリ王国の秘宝を得るために鍵となるスンノケシ王子としんのすけを連れ、ブリブリマウンテン島に向かいます。
ブリブリ王国の秘宝の正体とは一体…?
感想
今作は野原一家とホワイトスネーク団、ブリブリ王国関係者がメインの物語です。
一応旅行ということもあり、みさえとひろしがいつもよりラブラブな感じがして微笑ましいですね。
ジャングルで出会ったお猿さんとすぐ仲良くなるしんのすけを見て、「彼はどこでも生きていけそうだな…」と感心しました。
今作のしんちゃん好みのおねいさん枠である「ルル・ル・ルル」は戦闘能力も高く、凛々しい感じとちょっと天然っぽいところが好印象でした。
ホワイトスネーク団の「ミスターハブ」とルルの戦いは迫力があって見応え抜群ですね!
今作から受けた教訓
『願い事はふわっとした抽象的なイメージではなく、相手に分かりやすく的確に伝えよう!』ということがよく分かる作品だと個人的に思いました。
そういった点で言うとしんのすけはいつも具体的な自分の願い・欲求のイメージを抱いているので、筆者も見習いたいと思いました。
アクションシーンも子供向けとは思えないぐらい丁寧に描かれており、笑えるポイントも沢山ある作品なので、未視聴の方は一度視聴してみてはいかがでしょうか。
文章:大葉勺々