出典:©「平家物語」製作委員会
『平家物語』第九話の感想を述べたいと思います。
あらすじ
京から逃れて西へ西へと進む平家一門。
そのころ、びわは源氏が支配する京に、静御前とともに戻ってくる。
びわの母が丹後にいると分かり、母のもとへ向かう。
祈ることだけがただできることだと悟ったびわ。
一方、大宰府に助けを求めた平家だが、恩義のあるはずの緒方氏に、出ていくように
言われてしまう。
調子に乗った木曽義仲は法皇に対し征夷大将軍にするよう要求する。
義仲は源氏の頭領になろうとしていたのである。
これを、頼朝は義経を使い討伐する。
後白河法皇が後鳥羽天皇を擁し、かつて重盛に仕えていたものたちも次々に源氏に
寝返っていく。
平家一門は、どんどん海の方へと追いやられてしまう。
みどころ
クライマックスに近づき、戦闘シーンも増えてきました。
平家側から見た、慣れ親しんだ登場人物の死は、非常に辛いものがあります。
一時は頂点に登り詰めるかに見えた木曽義仲も、討伐されてしまう。
平和も栄華も長くは続かず、ただただ混乱ばかりが世の中を覆います。
実際のところはもっと残虐なものがある歴史だと思いますが、アニメでできる最大限の
ところが表現されています。
まとめ
いよいよ佳境を迎えてきました。
もともと外国との貿易など、海におけるビジネスで成功した平家。
その平家が海の上で滅亡してしまうという、歴史の皮肉に震撼してしまいます。
文章:kuragigo