このアニメは2017年春(全12話)放映されました。
原作はGA文庫のライトノベル「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」が原作で著者は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の本編を執筆している大森藤ノです。
アニメーション制作はJ.C.STAFFが担当しました。
栄光のロキ・ファミリア。
このアニメは「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の内容と対になっています。
主人公は本編のヒロインである剣姫アイズ・ヴァレンシュタインであり彼女の視点から物語が語られています。
物語はダンジョンの最深部まで行こうとするロキ・ファミリアのメンバー達は50階層で休んでいるところに、50階層より下から這い上がってきた、巨大な緑色をしたイモムシ状の怪物に襲われます。
その怪物は何でも溶かす溶液を口から吐き出し、不壊属性を持たない武器以外は切ることは敵わず苦戦を強いられます。
エルフの娘レフィーヤも魔法を使って怪物を倒すために詠唱を始めますが上手くいかず、逆にアイズに助けられてしまいます。
そして何とか怪物を倒しますがロキ・ファミリアの面々は最深部には行かず撤退する事に決めます。
その地上への帰り道に17階層でミノタウロスの集団とはち合わせになったロキ・ファミリアでしたが、その中の一匹が上層部へと逃げ出してしまうのでした。
剣姫の憂鬱。
このアニメでは本編の主人公のベル・クラネルがどう言ういきさつでアイズと出会うことになったかが明かされています。
このアニメの本編ではミノタウロスに襲われて、絶対絶命のベルの前にアイズが彼を救うために颯爽と登場する場面がありますが、このアニメの第1話目の後半でもこの場面が存在します。
その時アイズが切ったミノタウロスの返り血で頭の上から真っ赤に染まってしまったベルは逃げ出してしまいます。
第2話目ではロキ・ファミリアが酒場で飲んでいる所にたまたまベルが食事をしていましたが、その時ロキ・ファミリアの団員たちはベルの話を酒の肴にして嘲笑していたことから傷ついたベルは酒場から飛び出すのでした。
その時のことがアイズに取ってベルに対して申し訳ないことをしたと思いながらもその時の事をベルに対して言い出せず落ち込んでしまいます。
アイズは普段から無表情でクールな印象を人に対して与えますが、その反面、実は人間的には未熟な所があるという印象を受けました。
文章:針尾