出典:©2021 Konami Digital Entertainment
遊戯王では多くの禁止カードを輩出しています。70種類近くある中で、トップクラスの強さを持っていると思われるものをあげていきます。
苦渋の選択
デッキから5枚カードを選び、相手はその中から1枚を選択します。そのカードを手札に加え、残りは墓地に捨てるカードです。
当初は墓地で有効活用できるカードは少なかったものの、近年では墓地で有用なカードが増加しているため、威力はすさまじいものになっています。5枚のカードを墓地で効果を発動できるカードにすることによって、大量展開につなげ、デュエルを一瞬で終わらせる威力を秘めています。
魔導サイエンティスト
リンクモンスター登場時のルール変更により一時的に弱体化したものの(禁止を解除してもよいといわれるくらい)、2020年4月のルール改定で黄金の輝きを取り戻しました。
1000ポイントライフを払うことで、エクストラデッキから融合モンスターを特殊召喚できます。特殊召喚されたモンスターは直接攻撃できず、ターン終了時に融合デッキに戻るデメリットを持つものの、エクシーズ、リンク召喚を行うことでデメリットをすべて回避可能となっています。
リンク、エクシーズモンスターの存在しなかった時代においては、サイエンカタパというワンターンキルデッキが開発されました。魔導サイエンティストで呼び出したモンスターを、エラッタ前のカタパルト・タートルで発射するだけで勝利できるという、理不尽なゲームになっていました。
1ターンに一度までの制約もなく、1枚で勝負を決するほどの力を持つおぞましいカードです。
第六感
自分は出目を二つ予想します。当たった場合その枚数分のカードをドロー、外れた場合はデッキの上からカードを墓地に送ります。
プレイヤーは基本的に5もしくは6を選択するため、予想を当てることで大量ドローに繋がります。外したとしても、デッキの上から墓地に送るメリットを得られます。
あまりにも理不尽なカードだったため、登場してから約500日で禁止カードとなりました。
八咫烏
攻撃力は低いものの、相手にダメージを与えることで、次の相手ターンのドローをスキップします。
カードゲームの基本であるドローを阻害する強力な効果を持っていました。
デッキに投入可能だった時代には、八咫ロックという強力なデッキが開発されました。相手の手札、フィールドが0の状態で攻撃をすることによって、相手に何もさせずに勝利するというカードゲームの根幹を覆す一枚です。
遊戯王に禁止カードが制定されてから、一度も解除されていない唯一のカードとなっています。(2020年4月現在)
*番外編
処刑人マキュラ(エラッタ前)
墓地に送るだけで、手札のトラップを発動できる効果を持っていました。1ターンの使用制限もなく、何度も使用することができました。
エラッタされていなければ、最強の禁止カードの一枚として君臨したでしょう。
混沌帝龍-終焉の使者(エラッタ前)
1000ポイントライフを払うことで、自分、相手のカードをすべて墓地に送ります。その後、送った枚数*300のダメージを相手ライフポイントに与えます。
破壊ではなく墓地に送るなので、破壊体制の持つモンスターも難なく除去できます。その後、墓地から特殊召喚を大量すればあっという間に勝利できます。
エラッタされたことで大幅に弱小化されました。
*禁止カード内においても、強さはまちまちとなっています。上記のカードを試したいのであれば、フリープレイで使ってみてはいかがでしょうか。(あとで揉めないよう、相手の了承を得ましょう)
文章:アニメクン