出典:©冬原パトラ・ホビージャパン/ブリュンヒルド公国
望月 冬夜(もちづき とうや)は下校途中、神様の手違いで死亡した。
お詫びとして神様から、他人より優れた能力とスマホの携帯を許され、ここではない別の世界を旅する。
一夫多妻制が当たり前の異世界において、真面目実直に賢く対応しては、出会う女子たちを第一夫人、第二夫人として次々と篭絡していく・・・いや、求婚される。
リア充生活にも飽きた様子の冬夜に「陰キャ」になることを勧めたい!
イソギンチャクが如く
路地裏でチンピラに絡まれてるふたりの女子、リンゼ・シルエスカ《Linse》とエルゼ・シルエスカ《Else》の姉妹を助けちゃった結果、行動を共にするようになり、それぞれ嫁になりたいと言い出す。
神様から人より優れた能力を頂いてる以上、冬夜の耐久力もそれなりに高いはず。
ならば今度は、か弱い少年を装いチンピラにやられる振りをする!
「怖いよー、怖いよー」からの「やめなさい、可哀そうでしょ!」と盾になって守ろうとする彼女たちに背後から「怖いよー、助けてよー」とイソギンチャクのように絡みつき、どさくさに体触りまくり、スーハースーハーと匂い嗅ぎまくれば、やがて気が付いて怒って去っていくことでしょう。
るろうにが如く
街中でチンピラに絡まれてる女剣士、九重 八重(ここのえ やえ)をまたも助けちゃった。同じく共に行動するようになった結果、嫁になりたいと言い出す。
語尾が「~でござる」の彼女に対し、「働くのは嫌でござる!?絶対に、絶対に嫌でござる!?」と嫌味たらしくツッコんでみる。
女子から逃亡する最高の裏技がこちら
スマホ通話できる相手は神様だけ!
神界とのホットラインです。
神様にイタズラ電話をするのです。
昼となく夜となくオレオレ電話してやるのです。
辟易させれば、達観している神でさえも「そんなに嫌か?」となります。
きっとまた別の世界へ飛ばしてもらえることでしょう。
モテモテすぎるのも考えものです。
それだけ敵が多くなるというものです。
何事もほどほどが丁度よいのです。
冬夜にはそれを知って欲しいのです。
なお、ここでの陰キャの陰とは「陰湿」「陰謀」の陰ですよ。
文章:ヒトツメロバ