出典:©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
誰もが知っているだろうアクション系アニメの代表作『ドラゴンボール』を紹介します。当時、フジテレビ系列の水曜日 19:00 – 19:30というゴールデンタイムに放送されるアニメとして人気を博した『ドラゴンボール』は、すでに人気だった同枠の『Dr.スランプ アラレちゃん』に次ぐ鳥山明作品として国民的に愛されました。
『ドラゴンボール』あらすじ
惑星ベジータから舞い降りた一人の赤ん坊は地球人のお爺さんに助けられ大事に育てられました。しかし、その子には猿の尻尾がついており、満月の夜になるととても巨大な大猿の姿になって暴れまわってしまいます。ある満月の夜、大猿になった孫悟空はお爺さんを踏み潰してしまいます。
それからの孫悟空は、旅を続け猛獣たちに戦いを挑み修行の旅を続けます。ある日ブルマという女性にあった孫悟空は「ドラゴンボールを7つ集めると神龍が出て来て願いを叶えてくれる」という噂を知ります。孫悟空とブルマの地球規模の大冒険が始まります。
『鳥山明氏の感性と世界観に脱帽』
第1作『ドラゴンクエスト』に関して、キャラクター、モンスターデザインを1986年から担当している鳥山明氏は、2019年ドラゴンクエストの映画版アニメーションの実現にも貢献しました。『ドラゴンクエスト』と『ドラゴンボール』に関しては現在進行形でプロジェクトが進んでいるのが感嘆させられるポイントです。
『ドラゴンボール』で描かれる神龍は地球の神であるナメック星人(ピッコロが住む星の住人)が召喚するものであり、ナメック星にはさらに強力な神龍がいるという設定が大胆かつ不適です。物語の序盤では地球人にとって脅威そのものでしかなかったピッコロ大魔王はいずれ神であるナメック星人と合体することになります。
孫悟空は更に上界の界王神界にまでその身を置き地球を守る為に生きていこうとするのです。そこに鳥山明氏の極端な感性と壮大な世界観が込められています。
文章:Shinichiro.S