出典:©矢吹健太朗/集英社・あやかしトライアングル製作委員会
妖の王(自称)シロガネが猫に化け、強い生命力を持つ妖巫女・花奏 すず(かなで すず)を喰おうと近づいてきた。
それを阻止しようと駆け付けたのは、妖怪退治を専門とする忍者・祓忍(はらいにん)の風巻 祭里(かざまき まつり)。すずの幼馴染である。
シロガネは祭里を女子の姿に変え、祭里はシロガネの妖力を巻物に封印する。
女子化されながらも、シロガネを退治しようとした祭里を、今度はすずが止めに入る。
祭里に恋心を抱くすずは、このまま女子でいられては困るのだ。
こうして二人の女子と、飼い猫となったシロガネとの「喰いたい」「守りたい」「戻したい」の三角関係が成立する。
すず自身の中にも三角関係が存在する。
彼女は陰で、性欲・食欲・睡眠欲の三大欲求の妖と囁かれているのだ。
寝ながら性と食を求める
すずは寝てる間に、ドッペルゲンガーを出す。
夜中に突然、祭里の寝室にすずが入ってきて、迫ってきた。
慌てて払いのけると、そこにすずの姿はなく・・・
一方のすず本体は、自室で同じ状況を夢で見ていた。
ドッペルゲンガーに何かあると、すずの身にも影響が出るため、祭里はあとを追う。
それは近所の牧場の売店にいた。そこのお気に入りのクレープを求めて、無理やりシャッターをこじ開けようとしていた。
桃太郎のキビ団子作戦の裏で
シロガネを懐柔して、祭里を男に戻させようと、お手製団子を作るすず。
「ちょっと味見」が気付けば、お皿の団子が消滅!
最近、気になっていた・・・体がふっくらしたのはこのせいか!
いや、知らないうちに、ドッペルゲンガーが食べているのかもしれない。
妖術を解くため
すずの自室で、祭里と二人きり。
妖であり有名絵師でもある歌川 画楽(うたがわ がらく)の言葉「妖巫女の生命エネルギーは、呪いや妖術を無効化できる」を思い出したすず。祭里を押し倒す。
自身の生命エネルギーを祭里の体に送り込んで、男に戻す作戦をベッドの上で試みる。
しかし、何も起こらず・・・
構わず、次の段階に進もうとするも、ここは自宅、弟に見られて・・・
常に生命エネルギーに満ち溢れた体を持て余しているすず。
もはや欲求の強さは疑う余地がない。
そんな彼女を三大欲求の妖と呼ぶべきか?権化と呼ぶべきか?
それは、あなた次第!
文章:ヒトツメロバ