出典:©Koi・芳文社・ご注文は製作委員会ですか?
第一期・第12話「君のためなら寝坊する」
雪化粧をした、いつもの木組みと石畳の街で
千夜とココアが、街を歩いていました。
街はクリスマス以降の年末年始で、市場は大変にぎわっていました。
ココアが千夜に「わたしは何の匂いがする?」と訊いたところ、千夜は「そうね、小麦の匂いがするー。わたしは?」「千夜ちゃんは、侘び寂びを感じさせる匂いがするよー」「まあ」だなんていう風に歩いていたら、マーケットの中、洋菓子店の前で、リゼとシャロが、赤いベリー入りのタルトを食べているところを目撃しました。
みんなで、ちょっとした高台の公園のベンチに4人共腰かけて、お菓子を食べているところでした。
冬の冷涼な空気に、少しだけ深呼吸したりしました。「何か、忘れているような……」
いっけなーい! もうこんな時間!!
我に帰ったココアが携帯電話に付属している時計を見ると、もう14時過ぎ!
「早く帰らないとチノちゃんが!」「遅刻するー!」「減給はイヤー!」千夜だけが余裕で「そういう日もあるわよね?」と言って、みんな走ってました。
ラビットハウスで、メグとマヤが職業レポート!?
まずは、マヤとメグが、チノの家、ラビットハウスで、職業レポートをするために、職業に就いている人に、単独インタビューを試みました。
インタビューに応じたのは、チノのお父さん、タカヒロさんでした。
一方、その場には「先代」のティッピー(おじいちゃん)がいるわけでして、タカヒロさんが「先代にはない、味に対するこだわりと……」などと言い出すものですから、ティッピーが癇癪を起こして「何じゃと!?」と内輪もめが始まるのでした。
今度は、フルール・ド・ラパンで職業レポート!?
今度は、ココアが先導する形で、お店はチノとリゼに任せて、マヤとメグを木組みの街の有名な喫茶店に突撃インタビューをすることになりました。
手持ちのお財布が空になりそうでした。しょぼーんとしているココアに、いたずらっぽく「よう、姉貴、まだ回り足りないぜ?」「わたしもそう思うの。ココアお姉ちゃん!」と言われるココア。
「お姉ちゃん」と呼ばれることに、強いこだわりがあるココアは、現金は少ないけど、まだまだ木組みの街の喫茶店を案内し、おごらされる羽目になるのでした。ああ、やれやれ(笑)
ココア、激しい発熱か!?
登校中にココアの異変に気付いたチノ。
おでこを当ててみると「ココアさん、すごい熱です!」ココアは激しい発熱で、リゼや千夜がお見舞いに来てくれたけど、なかなか熱が下がりませんでした。
夜になり、家の備蓄が切れてしまっていた風邪薬を求めに、チノは一人で雪道へと出かけました。途中で、アタマからこけたりしますが(苦笑)
チノを追いかけて来たティッピーは「雪と同化して」分からず、チノが拾い上げて、千夜の家に急ぐのでした。
千夜の家には、風邪薬が山のようにあり、たくさんあり、その中から「ラビットミン」をもらって帰るのでした。
打って変わって後日。
すっかり熱が引いたココアに対して、生まれて初めてのおたふく風邪になってしまったチノ。
可愛いというか、なんとも妙な容貌をしていました。
みんなから、特にリゼからは「まだ、おたふく風邪にかかっていなかったとは、意外だったなあ」と言われる始末。ああ、やれやれぢゃ(笑)
まとめ
僕も、今年の冬にはヘビーな風邪(たんが絡む、咳が出る、熱っぽい)ものもありまして、クリスマス近くになって、未だにこういう症状が出るんですよ。
流石に、おたふく風邪は、とうの昔に済ませましたけどね(笑)それにしても、風邪を引き合う姉妹(?)似た者同士だなあと思う次第でありました。
文章:T兄さん