出典:©伽藍堂/「逆転世界ノ電池少女」製作委員会
突如、空間にできた裂け目から「別の日本」が攻めてきた!?
「真国日本」と名乗る彼らは、あの戦争に勝利した別時空の日本である。
ゲーム・アニメ・アイドルなどのオタク文化が許せないという彼らは、現世の日本を「幻国日本」と呼び、各地を陥落させていく。
そんな中、秋葉原では「アラハバキ」という勢力が、ガランドールというロボットで抵抗していた。
ガランドールの動力源となるのが「ときめきエネルギー」で滾る「電池少女」と呼ばれるオタク女子である。
彼女たちには戦闘前にやるべきことがある?
男を匿う
電池少女たちの熱が冷めるとエネルギー切れを起こし、ガランドールは作動しなくなる。
3体の電池少女たちは普段からそれぞれ好きなもの、アニメ、音源、レトロゲームに興じることで「ときめきエネルギー」を補充するのだ。
だが、ガランドールのより強力なエネルギーになるものがある。
それは、男である!
「パイロット」としてガランドールに乗り込む男が欲しいのだ。
「パ色ット」というだけあって、色男、ハンサムに限るのだ。
たまたま通りがかったイケメンホスト久導 細道(くどう ほそみち)をコクピットに拉致。
細道は、借金相手・宗方 安寿(むなかた あんじゅ)からの指示で、ときめきエネルギーが尽きないよう、コクピット内で電池少女をあやすこととなる。
アンチを倒す
地下アイドルでもある蒼葉 夕紀(あおば ゆき)の出撃の邪魔するもの、それはアンチ!
SNSに書き込まれる心ない批判コメント。
それを対処しきれぬうちは、心が凹まされてるうちは、戦闘に出れないのだ!
愛ある借金取り
細道の勤めるホスト店のオーナーにして、借金相手でもある宗方は、イチャモンレベルの借金を背負わせ、細道を縛ろうとする。
その理由とは?
かつて、自由にさせていた飼い猫が、車に轢かれて死んだから。
ますます激化する戦闘を避け、ガランドールを盗んで逃亡するのも、愛する細道に危険な目に遭わせたくないから。
アラハバキ司令官バルザック 山田(バルザック やまだ)と神楽坂 ミミ(かぐらさか ミミ)がかつて、ガランドールの乗組員だった時に、恋愛感情をはぐらかしたところ、ときめきエネルギーが暴走を起こした。
その結果、神楽坂の心にポッカリ穴が開いてしまったように、浅草橋周辺を消滅させてしまったという。
悲劇を再び起こさせてはならない。
はたして、3人の電池少女の相手をまかされる細道は、彼女たちの気持ちを一度に受け止めることができるのだろうか?
かわいい女子と狭い空間で死ねる・・・男としては本望かも。
文章:ヒトツメロバ