出典:©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会
剣、槍、弓…ファンタジー物の舞台には様々な武器が登場します。今回は、武器とは言い難い盾しか装備出来ない主人公が活躍する『盾の勇者の成り上がり』を紹介します!
盾の勇者の成り上がりは、アネコユサギによる日本のライトノベル作品です。2012年から小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載されており2013年には、MFブックスにより書籍化もされています。2014年から藍屋球により漫画版が連載、2017年に書籍化、さらに2019年1月にアニメ化もされ、現在も人気上昇中の作品です。
あらすじ
図書館で四勇者について書かれていた本を手に取ったオタク趣味の大学生『岩谷尚文』は、突如四勇者のひとり『盾の勇者』として異世界にある国家メクロマルクに召喚される。
異次元の亀裂から魔物が湧き出す波から世界を守る事を国王から命ぜられ、それぞれの武器を鍛えるため、お供を連れて旅をすることになる。しかし、盾は攻撃ができず人気が全くなかったので盾の勇者の尚文のお供になったのは、女従者マインのみ。しかしマインは、尚文の全財産を奪ったうえに尚文に冤罪までかけて裏切った。
勇者の名声も信用も金も何もかも失い、絶望して一人で旅に出た尚文は、奴隷商人から亜人族の少女ラフタリアを買い、二人での旅を始める。
マイナスからのスタート、変わった展開のストーリー
なろう系と聞くと強力な力を持った主人公が無双したり、主人公がやたらと異性にモテるハーレム物を連想する人も多いかと思われます。しかし、この作品は最初に主人公がどん底に落とされ、そこから成りあがって周りを見返していくという一風変わったストーリーです。
はじめは裏切られ、新たな仲間に対しても不信感を抱いていた尚文でしたが、一緒に困難を共にしていくにつれ、徐々に心を開いていく尚文の姿は心打たれるものがあります。人助けをする際に必ず報酬や見返りを求める所も人間らしさがあっていいと思います。アニメ2期、3期も制作が決定されているのですごく楽しみです!
文章:みんみ