出典:©Koi・芳文社・ご注文は製作委員会ですか?
第一期・第3話「初めて酔った日の事憶えてる? 自分の家でキャンプファイヤーしようとしたわよね」
飲み物の容器フェチのシャロ
お店で提供するコーヒーカップを買いにきたココアたちは、リゼの学校の後輩で、千夜と幼なじみのシャロ(桐間 紗路)と出会いました。
リゼ・シャロが通う学校は、いわゆる挨拶が「ごきげんよう」「ごきげんよう」で通るような、そんなお嬢様学校でして、余程学業が優秀で、中学校から特待生入学したか、それとも、超大金持ちで、エスカレーター式に中等部から入学したか、のいずれかの生徒が通っています。
シャロがリゼとの馴れ初めを語る!?
なぜ、歳も学年も違うリゼと、シャロが知り合ったのか。
それは、暴漢に襲われたところを助けてもらった……からではなく、野良うさぎに道を塞がれていたところを、しっ、しっと言って追い払ってもらったからです。
ここで、いきなり片思いのガールズラブが始まるわけですが(苦手な人は苦手ですが)一方的に、シャロが、リゼに「せんぱあああい」と言いながら憧れ、慕い、慕われる、という間柄になったというわけです。
食器店では、ティッピーを入れる専用の容器を購入したり、お嬢様趣味のシャロが、食器についてのうんちくを語り始めたりします。
そんな世間話の中で「なぜシャロはコーヒーが苦手なのか」というお話になるのですが、実は彼女は、コーヒーを摂取すると、「カフェインハイテンション」という酷いコーヒー酔いの状態になって記憶が飛ぶらしいのです。
そんな中、シャロが勤めているアルバイト先のチラシに「身も心も癒します」と書いてあったのを千夜が見て、ラビットハウスに慌てて駆け込むのでした。
「もしや、いかがわしいお店でアルバイト店員をしているんじゃないの?」と心配する千夜のため、ココアたちはシャロのアルバイト先に潜入することになりました。
潜入となると、俄然気合が入る、軍人気質を持つリゼ。「潜入を甘く見るな!」と、みんなに檄を飛ばします。
いかがわしい(?)喫茶店「フルール・ド・ラパン」
そこは「フルール・ド・ラパン」という、ごく普通の紅茶専門店。
ただ、コスチュームが変わっていて、そこは、普通の喫茶店ではないようです。
うさぎのような耳に見える飾りに、黒と白のミニスカメイド? のような、やっぱり少し怪しいお店のようです。
「もう、しょうがないわね!」という訳で、4人はお茶して行くことになりました。
シャロちゃんの、まるで、神戸の布引ハーブ園の学芸員さんのようなハーブの効能の説明に、一同感心する次第。各人の体調に合った紅茶を提供します。
結局のところ、コスチュームが少し露出が激しい&うさ耳が付いている以外は、ごくごく普通の喫茶店でした(笑)
まとめ
なぜシャロがお嬢様のように振る舞っているのか。
それは、お嬢様学校に特待生として入学したので、振る舞いも「ごきげんよう」を多用したお嬢様の振る舞いにすることは、いち少女が、あの学校で生きていくための術なんです。
リゼも、「シャロにとって、そんなに厳しい世界だったのか!」とシャロの過剰なまでの処世術に呆れていたようでした。
いやー、庶民は庶民の学校へ行くべきでしょう。庶民で良かったです。
庶民学校の庶民クラスを出て良かったです。高貴な出の学校だと、僕は多分3日も持たないと思いますー。
ではでは、第3話のあらすじと感想でした。
文章:T兄さん