アニメコラム

押井守の感動的な原作がアニメーションで蘇る『人狼 JIN-ROH』をご紹介

出典:(C)1999 押井守/BANDAIVISUAL・ProductionI.G

ミレニアムイヤーに公開されたこの長編アニメーション作品は、後々『イノセンス』などに影響を及ぼしたであろう、押井守氏の原作をもとに描かれました。孤独な警察特殊部隊の男と爆弾を抱えてテロを実行した女の子の親族と名乗る女性の交流を描いた純粋で大人の男性向けの作品です。

『人狼 JIN-ROH』あらすじ

舞台は第二次世界大戦後の日本です。反社会勢力で過激派集団「セクト」と機動隊が応戦する街中は異様な空気に覆われていました。首都警(首都圏治安警察機構)の戦闘部隊である「特機隊」に所属しているのが主人公の伏一貴巡査という男です。

ある時、セクトが「赤ずきん」と呼ぶ、物資運搬係の少女が地下水路で手榴弾による自爆を実行します。「なぜだ」と声をかけるも少女は即死でした。時は進み、伏は、亡くなった少女の御墓参りに行くと、そこには少女の姉がいました。しかしそれは、公安の罠だったのです。

『人狼とは…何なのか?』

自爆した『赤ずきん』阿川七生の姉を名乗る雨宮圭は、公安部に頼まれた「特機隊」に対するスパイだったのです。伏にも「特機隊としての厳重な掟」があります。二人は本質的には孤独を抱えながら、戦争の残酷さを共有します。「無情な境遇」「使命感」「孤独」といった共通点を感じ取る間に、二人は愛し合うようになっていました。

雨宮の方は駆け落ちすることを考えますが、伏にはどうしても裏切れない、より強い使命感があります。そして、特機隊には「特機隊の秘密を知られたものは抹殺すべし」という掟がありました。無情にも雨宮に銃口を向ける伏は、引き金を引けるのでしょうか。

 

最後の最後に『人狼』という題名の意味を考えさせられる問題作です。

 

 

文章:Shinichiro.S

 

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