出典:© 2019 Project IDOLY PRIDE/星見プロダクション
歌とダンス、パフォーマンスこそ違いがあっても、何十年と歴史を残してきたアイドルという文化が、もしも人からではなく、機械によってしっかりと数値化されるとすれば、どうなるのでしょうか?
ライブステージで競技的に行われる「VENUSプログラム」ではAIによってアイドルのパフォーマンス力を厳密に採点されます。
この物語は、次のステップに進めたアイドルと進めなかったアイドルの二つの姿を鮮明に描くお話です。
あらすじ
アイドルとして活躍をたくさん残した長瀬麻奈(ながせ まな)を姉に持つ、妹の琴乃(ことの)は、姉が通った「星見プロダクション」のオーディションに参加して、アイドルになることを志します。
対して、まるでここに来ることが自分の運命であったかのように語る川咲さくら(かわさき さくら)、その2人を含めた10人のアイドル志望者は共同の寮生活を始めます。
生き続ける伝説のアイドル
打ち立てた記録を覆さないままステージから消えた長瀬麻奈というアイドルは、星見プロダクションの新人10人以外にも、たくさんの人に影響を与えます。
残った記録が覆らないというのは、本当の意味で麻奈を超えたアイドルはいないという事実になってしまうからです。
星見プロダクションのライバルである別の事務所でも、目標には彼女の名前が一人歩きし、アイドル達も強く意識せざるを得ない存在になっていました。
それは憧れだけでなく、比べられるという意味でもアイドルとしてステージに立つ以上、自他ともに認めざるを得ないことでした。
「彼女はすごかったよ」、「彼女よりこっちの新しいアイドルを見てほしい」などと、話の頭に名前が挙がり、無二の比較対象で比べられるアイドルは、果たしてどんな思いでステージに臨むのでしょうか。
まとめ
麻奈を演じる神田沙也加さんといえば、あのディズニーが制作した『アナと雪の女王』のアナ役を演じ、劇中のミュージカルシーンにおいても、圧倒的な歌唱力と演技力をも披露されているお方です!
作中の麻奈のように、現実でも凄い結果を残されている神田沙也加さんですが、その声に見劣りしない綺麗な歌声を披露してくれるのが、ミュージックレイン三期生を含めた「IDOLY PRIDE」のためにオーディションされた10人の声優です。
このアニメはあまり声優に詳しくない人でも、ライブシーンで歌声に思わず聞き入らせて、気にならせるほどの力があるアニメです!
文章:新堀