出典:©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
那田蜘蛛山・中盤戦
禰豆子を追って、那田蜘蛛山に入った善逸は早速、蜘蛛に噛まれます。
そして、道の開けたところで目に入った光景は、蜘蛛の糸で吊り下げられる鬼殺隊。
髪は抜け、でも完全に死んでいるようには見えない者たちがそこにはいました。
足元を見れば、髪の生えていない顔に蜘蛛の脚がついた異様な生き物が、今にも襲いかかってきます。
上を見上げた時、そこにいたのは、その場所を住処にする兄と思わしき巨大な人面蜘蛛でした。
彼の話によると、善逸はもう手遅れの状態で蜘蛛の毒により、徐々に足下にいた顔だけ蜘蛛の手下になると言います。
追い詰められた善逸は『育て』のおじいちゃんとの修行の日々を回想します。
雷に撃たれて髪が金髪になった昔の善逸、覚えた技は雷の呼吸6つある中の1つだけで、善逸は一の型霹靂一閃を決めます。
その頃、炭治郎と伊之助はお姉さんと思わしき鬼と遭遇し、それを庇った父さんの鬼と戦います。勝負の行方は次回へと続きます。
善逸は素直さも含めかっこいい
蜘蛛の毒に侵されながらも鬼を祓った善逸は呟きます。
「夢を見るんだ…幸せな夢なんだ…俺は強くて…誰よりも強くて…弱い人や困っている人を助けてあげられる…いつでも…」と。
弱虫だった少年期、育ててくれた爺ちゃんは元・柱のトップでした。
すぐに逃げてしまう善逸を一度も逃したことが無く、でも、優しく庇ってくれる善逸にとっての親代わりの人でした。
気が弱いけど、素直さと正義感は人並み以上にずば抜けている善逸は、実は才能の塊なのかもしれません。今はまだ経験不足なだけで‥。
まとめ
今回は善逸の過去が明らかになる神回でした。
鬼滅の人気キャラクターランキングでも常に上位をキープし続ける善逸。
善逸の魅力は精神的に幼稚な部分と、ここぞという時の頼りがいのギャップでしょう。
子供だけでなく、大人も勇気をもらうことの多い善逸です。
因みにおじいちゃんを『育て』と呼ぶのは鬼殺隊の俗語であり、少年たちを育てて鬼殺隊の最終戦別に送り出すための各地の鬼殺隊OBのことです。
主人公の竈門炭治郎の育ては、鱗滝左近次です。徐々にキャラクターの濃度が濃くなり始めてきた『鬼滅の刃』。これからが楽しみです。
文章:S.Shinichiro