出典:©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
あらすじ
馬狼がフィールドの「悪役」として覚醒し、辛くも勝利を手にした潔たち。
更なる“化学反応”を起こすべく、自分たちを喰うエゴを見せた、ただ一人の選手を奪いフォースステージへと駒を進める。
一方、TOP3とともに次戦の対戦相手を探す蜂楽は、凜とのトレーニングの最中、自身の中の“かいぶつ”の存在を見透かされ、自身の“エゴ”と向き合うのだった…。
選ばれた者
試合に勝利した潔たちは、誰を奪うかで各々が意見を述べる。
馬狼は國神、凪は玲王、潔は千切を口にする。
それぞれが試合前に欲しいと言った選手から変動はなかった。
「俺たちを喰う。そんな人間が俺は欲しい」
「そうじゃなきゃ…きっとあいつらには勝てない」
試合で活躍を見せ、正論を述べる潔の意見に賛同した馬狼と凪。
こうして選ばれたのは「千切豹馬」だった。
選ばれてしまった千切は、國神に対して言葉を残してその場を後にする。
「おい、國神…忘れんなよ。俺たちはまだ潔に勝ってねえんだ。同じ悔しさ握りしめて…待ってるぞ、ヒーロー」
そして、凪に選ばれなかった玲王は凪に対して“エゴ”を押し付ける。
しかし、そんな玲王の姿を見た凪は、玲王の事を“面倒くさい”と一蹴して…。
かいぶつと蜂楽
幼少期の蜂楽はサッカーが大好きで、友達たちとサッカーを遊んでいた。
ドリブルが特に好きで、ボールと自分が一心同体になる感覚が最高で他を圧倒していた。
「つまんない。帰ってゲームしようぜ」
蜂楽とサッカーをする者は、皆こう口にするのだった。
それに対して意見を述べる蜂楽だったが、誰にも受け入れられずに理解を得られずにいた。
しかし、蜂楽の母だけは違った。
「自分の信じたい物があるって素敵な事だよ。それを信じて生きれば良い」
「大人になっていくとね、みんな信じたいのに信じられなくなる」
母の言葉を信じて、蜂楽は“かいぶつ”とサッカーをするようになるのだった…。
全体的な感想
今までのライバルリーバトルもそうでしたが、選ばれた者はみんな“ショック”な表情を見せますね。
自分が信じて組んだ仲間と離されるというのは辛いものですね…。
國神は心が折れていませんが、玲王はもう完全にダメになりました。
何とか國神が支えていますが、2人が再び上って来るのかは不安が残りますね…。
そして、蜂楽の過去。
幼少期から素晴らしいドリブルを見せていましたが、周りの理解が得られずに苦しんでいました。
蜂楽にとってお母さんの存在は本当に頼もしかったと思います。
そして蜂楽の信じる“かいぶつ”は潔というのも頷けました。
ずっと潔に絡んで楽しそうにしていたのは、そういう事だったのですね…。
次回は、蜂楽を取り戻すための戦いが繰り広げられそうですが、潔たちは凛と互角に戦えるのでしょうか…!
次回も楽しみです。
文章:クラッシャー佐藤