出典:©由唯・一迅社/虫かぶり姫製作委員会
「本の虫」ならぬ「虫かぶり姫」と呼ばれるユリア・・・もといエリアーナに対し、クリストファー王子から申し出があった。
「好きなだけ本を読める時間を与える代わりに婚約してほしい」
エリアーナは「王宮の図書室が利用できる!」と、これに応じる。
こうして王子の婚約者となったエリアーナだが、身辺がきな臭くなり、それに「周囲」がこっそりと対応しているようなのだ。
エリアーナの知らないところで何が起きている?!
散歩しようと訪れた庭園が何やら騒がしい
水道管が破裂したという。
水浸しになった子爵令嬢アイリーンから「なんでもっと早く来ないの?!」と理不尽に怒られる。
またある時は、図書室の梯子が壊れかかっていることを報告すると、これまた騒ぎに。
水道管破裂の件も含め、アイリーンが嫌がらせを仕掛けようとしていたのだった。
そんなアイリーンの所業に対し、王子が言い渡した罪状はなんと「殺人未遂罪!」
このあと、死刑?水かぶりの次は、火あぶり?
北方の貧困対策
染料になる植物の栽培、眠っている鉱山資源活用を王子に進言するエリアーナ。
その後、エリアーナの元に軍事卿がやってきて「あの土地は貧困しているから平和なのだ。豊かになれば、たちまち隣国が攻めてくる。王子に余計なことを吹き込まないように!」とたしなめられる。
だが、後日再びエリアーナの前に現れ「言い過ぎた」と謝罪する。
裏で何があったのか?
外交交渉で半年ほど国を留守にする王子
出先の王子の元にエリアーナの身に危険が迫っていると報告が入り「影を用意しろ!」
エリアーナの身辺警護を増員するかと思いきや・・・
エリアーナのそばに付いたのは、王子自身だった。
エリアーナを守るために、外交は「影」に任せて大丈夫か?
成婚の儀で身に付けるドレスや装飾品が決まらない
王子のお母さんアンリエッタ王妃が、黄金色のドレスをエリアーナに勧める。
だが、当日エリアーナが身に付けてきたのは、それとは違う真っ赤なドレスだった。
なぜそこで反発するのか?
しれっとして隣に座るエリアーナに対して、王妃の口から「何でやねん?!」の言葉も発せられず。
エリアーナが逃げ出さないよう、刺激するな?触らぬ神に祟りなし?それとも単に、過保護なだけなのか?
全てはエリアーナの興味を王子に向けさせるために、巧妙に仕組まれた茶番劇なのではないのか?
陰で速やかに対応していく様子は、さながら「風の周囲」というべきか。
「炎」はまだか?「山」は動くか?「雲」を動かせ!
一方で、そんな「五車星」の男たちに守られた「最後の章」ユリア・・・もといエリアーナは気が優しそうに見えて、「跳ね返り者」である。
文章:ヒトツメロバ