出典:©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
蘇生した虎杖
今回の『呪術廻戦』は呪詛師・夏油(じゅそし・げとう=真人の連れ)とその仲間たちが温泉でほっこりするシーンから始まります。一向は呪術高専から特級呪物を盗み出す企(たくら)みや、最強の術師・五条悟を封印する話で盛り上がります。高専の保有する宿儺の6本の指は後々、複雑な事件を巻き起こしそうです。
一方の呪術高専東京校では、京都姉妹校交流会のことで盛り上がっています。東京校生徒と京都校生徒の相乱れる中、先の戦いで死んだことになっていた(実際に死亡したのですが、宿儺の力で蘇生しています)虎杖が「はい!オッパッピー」で登場します。一行のリアクションは極めて微妙なものでした。交流会のルールは領域内の呪霊を1匹でも多く倒した方の勝ちです。
ちなみに、去年は虎杖の先輩、乙骨(おっこつ)のおかげで東京校が圧勝していました。いざ決戦の時が近づいています。
楽巌寺学長
先ずは新たな展開として五条(東京校)と歌姫(うたひめ=京都校)の会話の中で高専に呪詛師と繋がっている内通者がいる、という話が持ち上がっています。今後の展開に先駆けて、どのような伏線(ふくせん)になるのか注目すべきポイントです。
楽巌寺嘉伸 (がくがんじよしのぶ)という京都校の学長が登場します。虎杖を執拗に抹殺しようとし、当然姉妹校交流会でも生徒たちに虎杖を消すように仕向けたりします。そのため五条悟には嫌味な目で見られているのですが、その実はギタリストタイプの呪術師だったりとキャラ設定が不安定な一面も見せています。
まとめ
新たなオープニングテーマとエンディングテーマは如何だったでしょうか。個人的にはオープニングのパンダ先輩がカッコ良いと思いました。コシュニエさんも綺麗なエンディングテーマを提供してくれています。
別の曲にはなりますが『First Take』での活躍も最高でした。エンディングの作り方といい、脈略を読み解くのが難しいストーリー展開といい、『攻殻機動隊』を思い出します。かといって、ミステリアスかといえばそうでもないんですよね、宿儺と五条悟が全てを説明してくれているので分かり易いです。何度観ても新鮮な作品、ですが初見での鮮度は素晴らしく脈拍上がりまくりです。今後の展開にも注目しましょう。
文章:S.Shinichiro