出典:©カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT
2019年の12月に第一期が放送された『ノー・ガンズ・ライフ』が2020年7月に第二期を放送することが決まりました。
何故これ程までに人気が高いのでしょう。主人公の乾 十三(いぬい じゅうぞう)が、全く新しい発想でデザインされたキャラクターであることは間違いありません。頭が銃なのです。多分言葉では伝わりづらい状況です。
本当の敵は何なのか?
作中、最も諸悪を背負っている組織がべリューレン社というカンパニーです。戦時下の身体機能拡張手術などを請け負っており、主人公の十三もこの組織によりエクステンド(拡張機能体)となったのかどうかは定かではありませんが、十三の失われた記憶にヒントがあるのかもしれません。
この物語のキーマンになるのがオリビエ・ファンデベルメという復興庁の役人です。毎度毎度、十三が起こした事件の火消しをしてくれるお姉さまで、十三にとっても欠かせない仲間の一人です。
アレンジされ続ける日本アニメの魅力が結集
乾 十三がエクステンドになったのは兵器として利用されるためです。多少趣向は違うかもしれませんが、物語の傾向としては『攻殻機動隊』に似ているかなと思います。少なくてもある程度影響は受けているのでしょう。
『攻殻機動隊』のモトコはキャリアウーマン的な勇ましさがありましたが、十三は渋くてニヒルな大人の男です。日本ならではの未来感を踏襲しつつ全く新しい「かっこよさ」を提案したのがこの作品の特徴でしょう。
まとめ
十三はかつて兵器だった自分の記憶を失っています。そして、そんな過去の自分を恐れています。今では正義を貫き、弱者を味方し、筋を通す人格者ですが何故か子供が苦手であり性欲もありません。
勿論メンテナンスを専門に行う仲間もいるのですが、基本的には銃頭のメンテナンスはタバコのやにで済ましてしまう男っぽい性格の持ち主です。
文章:S.Shinichiro