出典:©甲斐谷忍/集英社・「ONE OUTS」製作委員会
野球とギャンブルが合わさった作品
『ONE OUTS』はLIAR GAMEなどの作品で有名な甲斐谷忍さんの漫画です。
アニメは2008年から全25話が放送されました。
主人公の「渡久地東亜」の声が萩原聖人さんだと知り、同じく萩原聖人さんが声をあてているアカギやカイジが好きなので視聴することにしました
アウトを取ったら500万、しかし失点すると…
渡久地は沖縄で「ワンナウツ」と呼ばれる賭野球で投手として活躍していました。
あるきっかけで渡久地はプロ野球選手の児島と勝負し、紆余曲折を経て児島が所属する『埼京彩珠リカオンズ』に入団しました。
渡久地がリカオンズのオーナーに提示した条件は、
『自分が1アウトを取るごとに500万こちらに支払ってもらい、失点したら5000万をそちらに払う』という内容でした。
リカオンズのオーナーはその条件で渡久地と契約しました。
しかしオーナーはあらゆる手段で渡久地に支払う額を減らす、または失点させて渡久地に負債を負わせようと企みます。
一番の敵はオーナー?
オーナーに対し従順な者は渡久地の邪魔をするよう命じられ、妨害行為は試合中でも遠慮なく行われます。
しかし心理戦に長けている渡久地はあらゆるピンチを様々な手段でくぐり抜けていきます。
渡久地はオーナーに仕組まれた絶望的な状況でも、チームメイトや相手チーム、時には天候すら利用して窮地を脱します。ピンチを上手く切り抜ける姿を見るとスカッとしますね!
そしてそんな渡久地の行動を見るたびに一喜一憂するオーナーのリアクションもこの作品の面白いところだと思いました。
オーナーの側近である及川が密かに心の中で渡久地を応援していたり、いろんなキャラクターの心情が見えてくるのもこの作品の魅力ですね。
見ていてちょっと思ったこと
観客席から渡久地がマウンド上の吉田に語る場面で「渡久地は絶叫しているわけでもないのに、観客席からの声がちゃんとマウンドまで届くのかな?」と思ってしまいましたが、あの場面はとても熱いシーンだったので深く考えないようにしました。
あと、渡久地の声はアカギやカイジともまた少し違う印象を抱きました。
クールさを感じさせつつ、若者らしい言葉遣いで適度に陽気な雰囲気が素敵でした!
野球が好きな方、心理戦が好きな方、ギャンブル系の作品が好きな方におすすめの作品です。
文章:大葉勺々