出典:©「平家物語」製作委員会
『平家物語』第八話の感想を述べたいと思います。
あらすじ
清盛が亡くなり動揺する平家一門を離れ、母探しの旅にでたびわ。
各地で源氏と平家の戦について耳にする。
平家の頭領となった宗盛は、京で宴三昧の日々を送っていた。
維盛は源氏側についた木曽義仲との戦いに敗れ、七万もの兵を谷底に落として無くしてしまう。
このことにより都落ちとなった平家。
まだ幼子の天皇を連れて一行は福原に逃れるも、海が近く潮風のために荒れ果てた場所となっていた。
そこで一夜を過ごし大宰府に逃れることになる。
みどころ

出典:©「平家物語」製作委員会
源氏側につく新興勢力が勢いを増し、東国での戦に負けてしまう平家。
かつて清盛が源氏との戦いに勝って義朝・頼朝親子を伊豆に流したものの、各地で武士たちの力を得ていく源氏が再び勃興します。
平家は自らの氏だけが権力を握り栄華を極めることを目的とし他の武士たちをぞんざいに扱ってきました。
それに対して源氏は武士というものぜんたいの力を大事に扱うことを保証してきました。
そのことが源氏側につく武士が増えていき源氏が再興する原因となったのです。
歴史の大きな転換期となった源氏と平家の争いが終局をむかえようとします。
まとめ
話の大枠としてとてもよくまとまっている本作。
歴史の流れを楽しみながら学べる良作となっています。
文章:kuragigo