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TBSの深夜アニメの中でもサスペンス要素の強い『デュラララ!!』池袋の街がギャングの戦場に!!

電撃文庫刊より、成田良悟氏が描いた小説『デュラララ!!』を原作とするTVアニメです。池袋の街を舞台に都市伝説やカラーギャングの渦巻く世界を描いた問題作です。漫画の初版が発売されたのが2009年でアニメの放送開始が2010年です。漫画版の影響を強く受けていると思われる世界観は既に存在している街池袋を舞台としているにも関わらず、とても新鮮な空間表現がされています。

『デュラララ!!』あらすじ

池袋の普通の高校生・竜ヶ峰帝人(りゅうがみね みかど)が主人公のこの作品は、オカルト的要素が満載の知的サスペンスになっています。

ミカドは池袋の街で都市伝説だった「首なしライダー」を発見します。彼女はスタイルも抜群で喋ることもできますがヘルメットを脱ぐと本当に首がありません。池袋最強の男・平和島静雄との接触もあり、ミカドはすっかり池袋の一匹狼になります。ミカドはじきに「ダラーズ」と呼ばれるカラーギャングの筆頭格になり、荒れ狂う池袋の街で生き残りを賭けた戦いに挑もうとしていました。

『深夜アニメだからこそ描けた作品』

首なしライダーに関しては、セルティという人物が首だけを所有していると判明します。ミカド達も交えてセルティの捜索は続きます。そしてミカドはカラーギャングのみならずヤクザの抗争や殺し屋「ハリウッド」などの事件にも巻き込まれます。

池袋で覇権を取るためにどれだけの脅威が潜んでいるのか、という視点で見るとかなり大人向けの作品に思えてきます。深夜アニメだからこそ描けた作品なのだと思います。主人公のミカドの心理描写がどんどん歪んでいくのが注目すべき見所の一つです。2010年のアニメですが、チャット画面でストーリーの進行が行われる場面がよく出てきます。

都会とSNSの関係が密接に絡んでおり、およそ10年後の現代を予期するかのような描写が数々あります。「首なしライダーの首」と「ミカドの深層心理」の結末は?と最後まで見逃せない作品になっています。

 

 

文章:Shinichiro.S

 

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