出典:©如意自在・芳文社/はるかなレシーブ製作委員会
身長が伸びなかったため、ビーチバレーを挫折した沖縄のうるま高校の比嘉かなた(ひが かなた)は、東京から転校してきた従姉妹の大空遥(おおぞら はるか)によって、再びコートに立つことになった。
京都の福知山学院の日本一ペアにはかつて、かなたとペアを組んでいた遠井成美(とおい なるみ)がいる。
かなたは背が低いなりの戦術を模索しながら、遥と共に沖縄のライバルたちを倒し、成美との対戦を夢見て全国大会を目指す。
『はるかなレシーブ』で見つけた「小さい人が大きい人を倒す」戦術を紹介したい。
正攻法
ポーキーというフェイント技で相手選手を常に動かし、体力を奪うことで、集中力を損なわせる。
持久戦に持ち込めれば、なお効果が高い模様。
これにより、相手のミスを誘うのです。
こうしてビーチバレー部先輩でもあり、全国大会2位の実績をもつエクレアペアを撃破しました。
相手チームにも小さい選手がいた場合の作戦
小さいほうの選手を挑発して、スパイクを打たせてネットに引っかけさせる。
できもしない上からのサーブも失敗で、勝手に点が入ってきます。
やがて、相手のチームワークもがたがたに・・・。
遥の計算だったのか「小さな狂犬」こと砂川舞(すながわ まい)を挑発することに成功した時点で、勝負はついていたようです。
ミスの連発で「あいまいペア」は勝手に自滅していきました。
提案!競技とは直接関係ない部分を攻める作戦を見つけた!
練習中に先輩トーマス・紅愛(トーマス・クレア)から、デリケート部分の処理の甘さを指摘された遥は動揺します。
これを見逃す手はないと思いませんか?
そう!これを試合で使うのです。
デリケート部分の処理の甘さを指摘して、相手選手の平常心を奪うのです。
コートチェンジのタイミングでそっと「・・・ハミ出てますよ」と言ってやるのです。
バレーボールとは、小さい人が大きい人を倒すスポーツ。
体力勝負だけでなく、相手の気持ちを折る作戦もありだと思いませんか?
文章:ヒトツメロバ