出典:©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会
あらすじ
「止めて、蹴る」というサッカーの基本動作を中々体得できない葦人。
個人練習に向かおうとする葦人の思いつめた様子を見かねて、同室の富樫は「止めて、蹴る」の本当の意味を教えると言う。
しかし、富樫の説明を理解出来ない葦人。
イライラが募るばかりかと思われた矢先、富樫の動きを見た葦人は“ヒント”を掴むのだった…。
富樫先生の教え
サッカーの基本動作を理解出来ずに苦しんでいた葦人に、同室の富樫が手を貸す事に。
しかし、富樫の説明は抽象的すぎて葦人には何一つとして伝わらなかった。
「なんでそんな物覚え悪いんだテメェクソアフロアホボケカス!」
「テメェが族ならバイクで市中引きずり回して物覚えの悪いそのドタマにショック療法施してやるとこだオルァ!」
富樫から罵倒を受けつつも、富樫と対話をして何とか「止めて、蹴る」を理解しようとする葦人だが、会話の中からはヒントを得られず仕舞いだった。
「そこまで言うんなら手本見せてくれよ!」
そう口にして急にボールを富樫に蹴る葦人。
富樫は葦人からのボールをいとも簡単にトラップして流れるようなボールタッチを描いて見せた。
そして、葦人は富樫の動きからあるヒントを得る事になるのだった…。
4v4 ミニゲーム
パス練習の集大成として4対4のミニゲームが行われる事になる。
パスワークでしか点を取る事が許されないルールに、葦人は真剣な表情を見せる。
「青井が穴だ!プレッシャーかけてミス狙え!」
味方からも敵からも“穴”だと思われていた葦人だったが、以前とは全く違う動きを見せるのだった。
視野が広がり、サッカーを理解し始めた葦人は味方と敵の位置をしっかりと判断してオープンスペースへとパスを繰り出す。
見事に平へとパスが渡り、そのままゴールを手にするのだった。
全体的な感想
物事を相手に上手く伝わるように伝えるのって本当に難しいですよね。
嚙み砕いて伝えないと伝わらない事が多いのですが、富樫の言葉は抽象的すぎましたね…。
ですが、実際に富樫の動きを見て即座にヒントを得る葦人は“頭の回転”は良いと思いました。
そして、ミニゲームで実践してみせたのも良かったですね!
周りの選手は驚きを隠せない状態になって、度肝を抜いてやったな!と思いました。気分が良かったです!
視野が広がった事により、プレイに幅が出来たと思われた葦人ですが…どうやら新たな課題に見舞われた様子。
今度の課題は上手くクリアする事が出来るのか…? 次回も楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤