出典:©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
この番組はある種の教養番組か?と思わせるような説明的なストーリー展開ですが原作者の清水茜氏が日本漫画塾在学中に妹から「細胞についての学びをわかりやすく漫画にして!!」と頼まれたのがきっかけで生まれた作品だとのことです。
『はたらく細胞』あらすじ
主人公は白血球の男性で助演が赤血球の女性です。特に呼称はありませんが作中での設定は赤血球(AE3803)白血球(1146番)と一応識別できる呼称があるようです。メインのテーマは「細菌やウイルスから身を守るための免疫細胞をいかに守護するか」という流れです。
毎回身体に異常をきたし、特に白血球の活躍により悪玉菌などの身体的脅威をやっつける展開になっています。体の仕組みを知る上で重要な情報を手に入れることができて、なおかつ戦闘シーンなども劇画的に書かれていて見ていて飽きない作品です。
『常に、体の中では死闘が行われている』
自分の体が健康に保たれているのには小さな小さな細胞達の壮絶なドラマが役割を果たして成り立っているということを教えられる作品です。白血球君と赤血球さんに関してはアニメ『銀魂』に出てくる坂田銀時と神楽がモデルなのかと思わせる部分もあります。
何せ子供受けが良いデザインと綿密な物語の構成で笑わずとも面白いと思わせられる不思議なアニメです。赤血球を作るマクロファージには2面性があります。1つはロリータ系ファッションの優しいお姉さん。もう一つはわがままな赤芽球にキレてしまう少々怖い親心を持った女性です。
他にも様々な悪役のモンスターが登場するので戦隊モノが好きな人にもお勧めできます。アクションと教養が一度に表現される全く新しいタイプのアニメです。
文章:Shinichiro.S