出典:©池澤真・津留崎優・Cygames / ファ美肉製作委員会
あらすじ
魔王軍に操られた橘は、古代兵器メーポンを動かしながら長年に溜め込んできた神宮寺への思いを吐露する。
一方、橘に対してずっと素直になれなかった神宮寺は、シュバルツの助言を受けてある決意をし、橘が操るメーポンに立ち向かうのだった…。
クソ野郎
メーポンの攻撃を避けない神宮寺を守りながら回避するシュバルツ。
神宮寺に対して何で避けないのかと声をかけるが、神宮寺はどうやら橘が思いつめている理由について考えているようだ。
「だが俺は…生まれてこのかた人を褒めたことなどない。褒め方がわからない…まったくわからない…」
そう口にする神宮寺に、シュバルツは思わず「クソ野郎じゃないですか!」と声を荒げる。
メーポンから放たれたビームが迫る中、神宮寺はこのまま橘の前から消えた方が良いのでは…と口にする。
「なに聞いてたんですかアンタ!橘さんはさっき、アンタが友達ってことが自慢だって言ってたじゃないですか!」
「今の橘さんはどう見ても普通じゃないです。そんな状態で、神宮寺さんとケンカ別れしたら…橘さんだって絶対に後悔する!」
シュバルツの言葉にどうすれば良いかを尋ねる神宮寺。
そして辿り着いた答えは…。
弱みを見せること
シュバルツの怒涛の言葉に我を取り戻した神宮寺。
男同士でも嫉妬する、それが普通だと言う考えに辿り着いた神宮寺は、メーポンの攻撃を受け止める。
「俺はお前が羨ましかった!周りにいつも人がいて!」
「お前の周りには、いつも笑顔が溢れていた!」
神宮寺の心からの声を聴く橘だったが、カームの囁きが迫る。
「俺はずっと…お前みたいになりたいって思ってた!俺はお前に…!ヒーローみたいだなって憧れてた!」
カームを弾き飛ばして自我を取り戻した橘だったが、メーポンはエラーを発する。
そして、メーポンはリーサルモードに移行。周囲に存在する生命体を殲滅すると告げるのだった…。
全体的な感想
人間、中々に褒められる事なんてないですし、褒めた事が無い人も多いと思います。
承認欲求ってやっぱりありますよね。自分の価値や生きている意味を見失うのも分かります。
人類が皆、人のことを褒められて優しく接する事が出来れば…素晴らしい世界になるかもですが、それはそれで怖い気もしますね…。
一度、褒め出したら止まらない神宮寺は中々に圧が凄くて怖いです。
今回のMVPは確実にシュバルツでしょうね!シュバルツが居なければ全て滅んでいました!
なんだかんだ、しっかり勇者になっているシュバルツが一番好きなキャラクターとなりました。
頼りないけれど頼れる。みたいな感じの人…最高じゃないですか!?
今回で、「ファ美肉おじさん」は最終回です。なんだかんだ終わりも良かったなと思います!
これからも橘と神宮寺が元の世界に戻る為の旅は続くようですが、2人ならきっと乗り越えて行けるでしょう…!!
文章:クラッシャー佐藤