出典:©Koi・芳文社・ご注文は製作委員会ですか?
第一期・第7話「Call Me Sister.」
ココア、お姉ちゃん失格!?
チノの様子が普段と違うことに気付いたリゼ。
ココアに聞いてみると、チノが毎日少しずつ組み立てることを楽しみにしていたジグソーパズルを、チノがお手洗いに行っている間に、ほぼ完成状態にさせてしまい、更に1ピースだけ足りないことが原因でした。
「わたし、お姉ちゃん失格だあああー」と、ショックを受けたココアは店を飛び出してしまい……。
どこへ行ったのやらと思って夕暮れ時まで待ってみると、なんと、8000ピース入りの、巨大なジグソーパズルの箱を買って来て、チノに手渡すのでした(笑)
8000ピースのジグソーパズルをみんなでどうにかするお話
その夜……かどうか分かりませんが、ラビットハウスに集結する、おなじみのみんな。
みんなで手分けして、この果てしないジグソーパズルを組み立てて、終わらせようとするのでした。これは大変です。
最初は、相当なハイピッチで組み立てていたのですが、シャロを除く全員がベッドにもたれたり、疲れた様子です。
「みんな集中力がなくなってる……」でもリゼだけは「見ろー、ハートマークが出来たぞー!」何だか嬉しそうです。
そのうち、出来て来た、完成間近になって、みんな元気を取り戻して来たのですが、リゼが「これ、何も敷いてなかったけど、これで良かったのか?」千夜は「わたし、さっき気付いたんだけど、この空気になるのがイヤで言い出せなかったのー!」マイ・ガー! おお、何てこったい!
「そう言えば、お腹が空いて来たよね」というわけでココアが、ホットケーキを作ることにしました。
自然と「わたしも手伝います!」とチノが応援に駆けつけます。
ところが、余計なことをしがちなココアは、アツアツのフライパンに入ったパンケーキを、得意気に宙返ししようとして、生地がチノの顔面にじゅっ。これは熱いぞ!
さて、あらかたパンケーキを食べ終えたみんなは、完成間近のジグソーパズルを前にして、わちゃわちゃ、お話をしています。
ココアは、チノのおじいちゃんが作った、超最難関の知恵の輪をガチャガチャと解こうとしています。
ふと、昔話の最中に、シャロがベッドを叩いたら、近所にいたティッピーの毛玉の中から、一つ前のジグソーパズルの失ったはずの1ピースが出て来たのでしたー!
喜びも束の間、チノたちの後ろで、チノが楽しみにしていたおじいちゃん特製の最難関な知恵の輪をあっさり解いてしまい、周囲がフリーズ。
チノはココアに向かってプンプンに怒ってしまい「お姉ちゃんって……」「呼びません!!」というわけで、その夜は更けて行くのでしたー。
心配し、心配されるお話
その夜、ココアとシャロが、千夜宅のキッチンで、お味噌汁を作ることにしました。
「なんで?」と千夜が訊くと、シャロは「食欲がないなら、食欲がなくても食べられるものを、と思ってね!」と張り切っていました。
「朝は逃げてごめんなさい」と千夜に言うシャロ。
「いや、わたしが落ち込んでいたのは、チノちゃんのお父さんの作った栗きんとんが、わたしが作る和菓子より美味しかったから……」次第にイライラするシャロ。
そして「じゃあ、朝、追いかけて来たのは何でよ?」とシャロが千夜に訊くと、千夜は和服の裾から「うちの木に引っかかってたのー♬」と嬉しそうに、シャロのパンツを取り出してシャロは思わず大激怒。
「これ振り回して走ってたんじゃないでしょうね! この和菓子バカー!!」
お店のチラシ配りと、チラシを自主回収するお話
街の公園でチラシ配りをするシャロ。
「フルール・ド・ラパン、ハーブのお店でーす」……ところが、チラシの追加を取ろうとしてベンチを見ると、チラシの上には不良野良うさぎがいて……全然どかないところを、同じく、ラビットハウスのチラシを配りに来たリゼに助けられました。
そのころ、ラビットハウスにいたチノが、チラシの誤植やら、いろいろ、まずいところを見つけます。
「ココアさん、これではラビットハウスではなく、ラビットホース、馬です!」「何がうえるかむ、かもーん、ですかココアさん!」と、チノはまたご立腹の様子。
そこでお説教(?)を聴いていたココアは、いたたまれなくなって「チラシ全部回収して来るー!!」と言って、お店を飛び出し、リゼのいる大きな公園へ向かうのでした。
さて、土曜日のラビットハウス、パン祭りも成功裡に終わったようでして、夜に甘兎庵の千夜を訪ねるココア、チノ、リゼの3人。
「で、シャロちゃんの家はどこ?」と、ココアが千夜に話しかけている最中に、その「物置小屋」から出て来たシャロちゃんに一同唖然。
そして、改めて、ココアがシャロに「ところで、シャロちゃんのお家はどこかな?」「この、物置よーッ!!」「えっ!?」みんな、勝手にシャロのことを、大きなお家に住む、お嬢様だと勘違いしていたようです。
シャロは、お楽しみのパンの詰め合わせセット(特に楽しみにしていたのが、メロンパン)の袋をちゃぶ台に置き、傍らで、千夜がお茶を飲んでいます。
まとめ
シャロは、ベッドの枕に顔をうずめて「貧乏暮らし、先輩に見られて恥ずかしい」と嘆いていますが、千夜は、そんなシャロに「でも、みんなシャロちゃんのお家を見て、幻滅なんかしなかったでしょ?」と慰めます。
そんなこんなで、夜も更け、千夜ちゃんとシャロちゃん、幼馴染っていいなあ、と思うT兄さんでした(・∀・)ノ
文章:T兄さん