出典:©荒野のコトブキ飛行隊製作委員会
9話のオープニングを見て気づいた事が有ります。
9回目でやっと気づいたのかと思われる方も、いるだろうと思いますが、何を気づいたかと言うと、隼の主翼にある補助翼(エルロン)が動いているところを描いているのです。
補助翼とは主翼の後ろにあり、上下に動く事で、機体をバンク(横転、ロール)させるために使うものです。
念の為にアニメの公式サイトで、ノンクレジットオープニングの動画を確認したところ、
キリエが操縦桿(そうじゅうかん)を左に倒した直後、隼が反転し補助翼が動いているところが描かれていました。
まさかそんなに細かい所まで描いているとは思っていませんでした。
9回目でやっと気づいたのか!もっと良く見ておかないといけなかったのか...
とも思いました。
本当に制作側のこだわりには、頭が下がります。
9話の中でも、キリエが操縦する赤とんぼ(九五式一型練習機)が旋回する時には、必ず主翼の補助翼や尾翼の昇降舵、方向舵が動くところを描いていました。
機体の動きに合わせて忠実に再現している訳ですね。
感心します!
あと、アレンが使っていた機関銃の事についてですが、後部座席に取り付けられた機関銃は、零戦に対してかなり効果が高かったようです。
零戦のエース・パイロットとして知られる坂井三郎さんも後部座席の旋回機関銃に撃たれ、重傷を負っています。
それは、アメリカのドーントレス急降下爆撃機を戦闘機と見間違い、気づかれないうちに後ろから攻撃しょうとして、逆に後部座席の旋回機関銃で撃たれたのです。
要するに、気づかれて待ち構えられていた訳ですね。
同じように、見間違って撃たれた零戦が多々あったそうです。
つまり、いつの時代も油断大敵という事でしょうか...
文章:エムユー
関連記事
この記事へのコメントはありません。