出典:©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11
あらすじ
刀傷の男に刺されて意識を失っていた俺。
目を覚ますと見知らぬ森の中、俺の腹を枕にすやすや眠るジェスの姿が。
どうやらかなりお疲れのようだ。
そこで俺は、ジェスを背中に乗せて移動する事にしたのだが…。
知らない方が幸せな事
ジェスが黒のリスタを使用した事によって命を失わずに済んだ主人公。
しかし、ジェスは1人で豚を台車で運んで服は汚れ、体はボロボロになっていた。
ジェスを心配した主人公は、1つ提案して見る事にする。
「ジェス!俺の背中に乗ってみないか?」
「可愛い生足の女の子に馬乗りになってもらうのが、小さい頃からの夢だったんだ…」
ジェスの優しさを逆手に取り、ジェスが休めるように配慮する主人公。
ジェスは主人公の背中に乗りながら、2人の趣味について話をする。
ミステリーが好きだという主人公に、ジェスは“隠し事が出来ないですね”と口にする。
主人公は、ジェスが知られたくない事は絶対に詮索しないと伝える。
しかし、ジェスは勇気を持って主人公に伝えようと考える。
「ブタさん。私の話を聞いても一緒に王都まで行ってくれるって…そう約束してくれますか?」
「私、王都へこの身を捧げに行くんです…」
ジェスの口から伝えられる真実は、とてつもなく残酷で…。
イエスマ狩りを掻い潜って
ジェスの隠し事を全て聞き終わった主人公は、どんな事情があっても一緒に王都に行くと伝える。
ジェスは主人公の言葉に安心したのか、そのまま背中で眠りにつく。
「イエスマ狩りかぁ。イエスマは皆、王都を目指して旅に出るとすると…」
「イエスマ狩りの仕事は必然的に王都周辺になる…」
ジェスが眠りについている間、主人公はジェスの身の安全を案じながらも王都へと近づいていくのだった。
そして、とある村に到着すると同時にジェスを起こす主人公。
イエスマの証である銀の首輪を隠すために、スカーフを買わないかと提案する主人公。
スカーフ選びを楽しみながらするジェスに対して、警戒心の強い主人公は気の利いた事が言えなかった。
しかし、すぐさま訂正してジェスに似合うスカーフを提案する。
主人公の言葉に一喜一憂するジェスは、最終的に主人公が選んでくれたスカーフを購入する事になるのだった…。
全体的な感想
誰しも、話ししたくない事や隠した事の1つや2つはあるものです。
ですが、想像以上に過酷な現実と運命がジェスの口から告げられてしまいました。
筆者なら悩んだり、結論が出せない状況なのですが…主人公は一瞬で決断しましたね!
豚なのにかっこよすぎるよ主人公。筆者は豚以下である…。
豚の身でありながら、ジェスの身を案じ守る為の行動と言動をする主人公が最高ですね!
危機感が薄いジェスなので、主人公がどれだけ守れるか、正解に導けるかと言ったところでしょうか…。
無事に襲撃されないまま王都へと辿り着いて欲しい所です。
そして、王都に辿り着いた後に何が待ち受けているのか…。凄惨な結果にならない事を祈りたいです!
文章:クラッシャー佐藤