出典:©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会
あらすじ
東京都リーグ初戦・成京高校戦、後半。
葦人は黒田と朝利との連携を通して、3人でボールを運んでいく事の重要性を理解する。
課題の答えを導き出した葦人が起点となり、エスペリオンBチームは遂に反撃の狼煙を上げる。
0-3の劣勢から点差を縮めていくも、試合時間は残り僅かに。
しかし、極度の集中状態となった葦人の目には、ある「異変」が起こり始めていた…。
当たり前 その真意
エスペリオンBチームは、0-3という状況から2-3まで点差を縮める事に成功した。
時間稼ぎをする成京高校にイラつくエスペリオンBチームだったが、黒田が葦人に飲み物を渡しながら言葉を伝える。
「11人対21人のとき、君は僕らにこう言った。当たり前のことをやろう」
「サッカーの基本はトライアングル。僕らにとってはジュニアから教えられているようなことだ」
あの時、当たり前のことをやろうと口にしたのは葦人だったが、葦人はトライアングルを理解していなかった。
黒田は以前からトライアングルの重要性について普段の練習から声をかけていたが、葦人が見向きもしなかったことを口にする。
「ありがとう朝利、黒田!俺にサッカーを教えてくれて!」
黒田と朝利の動き、考えを理解できるようになった葦人は2人にしっかりとお礼をする。
急にできるようになった葦人に違和感を覚えた朝利だったが、3人は試合に勝つ為に再び走り出すのだった…。
EAGLE EYE
2-3から試合に勝つ為に奔走する葦人だったが、ある異変が起こる。
極度の集中状態から、葦人はフィールド全体を空から見渡しているような“視点”を得る。
全ての選手の次の動きを理解する葦人は、大友と朝利だけに伝わるように指示を出す。
このまま逆転勝利を収めるかと思いきや、葦人の思考とスタミナが切れてしまい葦人はフラフラになり倒れかけてしまう。
そんな時、葦人がスローインを投げる事になる。
「あ、すんませんボール…」
葦人にボールを手渡そうと持っていたのは花だった。
「君…ちょっと落ち着け」
花の言葉に意識がはっきりとした葦人は、笑顔で笑いながら花に宣誓する。
「点…取って来てやるよ」
再び葦人は空からの視点を得て、絶好のタイミングでシュートを放つのだった…。
全体的な感想
葦人の成長が素晴らしいですね。
そして、そんな葦人を直ぐに受け入れてくれる黒田。最高です!
朝利はまだ違和感の方が強いですが、それでも認めてくれてはいますよね。
そして葦人のゾーン状態で生じるイーグルアイ。
イーグルアイと言うよりも未来予知に近い何かを感じますが、この能力は本当に強いですね。
しかし、脳や体への負担が激しそうなので…コントロール出来るようにならないと大怪我をしてしまいそうです。
フラフラになった葦人の胸に突き刺さる言葉を放つ花…本当に正妻ですね!
花が可愛すぎてつらいです。2人が恋心を抱いて幸せになって欲しい所です。
文章:クラッシャー佐藤