出典:©サンライズ
はじめに
『熱血最強ゴウザウラー』をご存じでしょうか?
サンライズ製作のヒーローロボットアニメで、『エルドランシリーズ』の第三作です。
1993年3月から翌年2月までテレビ東京系で放送されました。
あらすじ
太陽系の惑星がことごとく機械化されていく。春風小学校に通う六年生の拳一は、隕石が自分の家に落下し体がみるみるうちに機械になってしまう夢を見る。
翌朝は始業式当日で、同級生の浩美やしのぶも同様の夢を見たことを知る。
登校途中に恐竜型のロボットを目撃し、その後宇宙からやってきた機械王の「歯車王」とその手下「ギーグ」に襲われる。
拳一たちは恐竜型ロボットによって6400万年前の恐竜時代に飛ばされる。
そこで光の戦士エルドランと出会い、恐竜ロボットに乗って世界を守るように頼まれる。
学校の校舎に融合した三体のロボットは合体しゴウザウラーという巨大ロボットを操り、拳一たちは機械化帝国と戦う。
みどころ
完全なご都合主義のストーリーではなく、子供たちが知恵を出し合い助け合って敵を攻略していくところがみどころです。
ロボットに乗る三人と、司令室(教室)の子供たち含めたザウラーズのみんなは、冷静沈着なタイプから熱血タイプ、大人におもねるタイプやリーダー気質豊かなタイプなど、様々なタイプの小学生からなっていて、「そうそうこういう子いるなぁ」と思いながら楽しめます。
ピンチにおちいったあと勝利するという王道パターンを忠実に踏襲しつつも、思春期にさしかかる子供の心の揺れ動きが表現されており、また、大人の駄目さいい加減さもうまく描写されています。
エンジン王
また、物語の盛り上がりとしては、機械化帝国四天王のひとり「エンジン王」のエピソードが胸を熱くさせます。
彼の愛機「ギルターボ」とのつながりは涙をさそうことでしょう。
37~39話のとんでもないエネルギーは観るものを圧倒します。
ぜひここまで観ていただきたいのです。
まとめ
絶対におススメできる90年代ロボットアニメ、それが『熱血最強ゴウザウラー』です。
若い世代の方々にぜひとも観ていただきたい作品です。なぜなら、残念ながらこのような作品はその後なかなか現れなくなったからです。
観ると得られるものはとてつもなく大きいですよ。
以上、『熱血最強ゴウザウラー』の紹介でした!
文章:kuragigo