出典:©「平家物語」製作委員会
『平家物語』第二話の感想を述べたいと思います。
あらすじ
資盛が摂政に無礼をはたらいたことで制裁を受け、それに対して報復を行う清盛。
息子の資盛を伊勢に謹慎処分とした重盛は、自らも身を引くなどして平家への批判をかわそうとする。
平家に翻弄されてきた白拍子たちは、出家をして穏やかな暮らしを得ようとする。
それとは対照的に、重盛の妹・徳子は後白河法皇の息子である高倉天皇に入内することになる。
徳子になついていたびわは、必死にとめようとするもむなしい。
みどころ
白拍子というのは平安末期から鎌倉時代にかけて流行した歌と舞のことで、これを演じた人々の呼び名ということです。
本作にあらわれる白拍子の祇王が、びわの演奏とともに舞を披露するシーンがとても印象に残ります。
琵琶の音がとても耳に心地よく、これを聴くだけでも十分に価値あるものとなっています。
さいごに
美術がやはり素晴らしく、草花の表現など、見ほれるところがふんだんにあります。
これからの激動の時代の到来を予感させるシーンがつづき、先が気になります。
文章:kuragigo