出典:©P.I.C.S/小戸川交通パートナーズ・テレビ東京
『オッドタクシー』第四話の感想です。
あらすじ
キャラクターすべてが動物の、やさぐれ感満載のミステリー。
タクシー運転手の小戸川は、今日もお客を乗せてクルマを走らせる。
第四話は、一話まるごと新しい登場人物「田中」のストーリー。
ゲーム会社に勤務する田中。インコのまるを飼っている。そのインコは小学生の頃に父親にかってもらったものだ。
田中の小学生時代の回想にうつる。
教室でレアな消しゴム集めが流行り、何とかライバルを出し抜きたい田中は、
ネットオークションで激レアの消しゴムを手に入れようとする。
父親のクレジットカードを使い兄のパソコンを無断で使って、消しゴムを10万円で落札する。
しかし、出品者には逃げられ、家族にばれてボコボコにされてしまう。
そのときにはすでに消しゴムブームは去っていた。
時は変わって現在。動物を育てるモバイルゲームにはまる田中。
会議で上司に呼ばれても応えないほどゲームにのめりこむ。
珍しいドードーの消しゴムを持っていたことにこだわる田中は、課金ゲームのドードーキャラをなんとかして手に入れたいと望む。
ある夜、帰り道を歩いているときに、念願のドードーを手に入れる。
とそのとき、猛スピードでタクシーがやってきた。運転手は小戸川だ。
タクシーをよけた弾みでスマホを側溝に落としてしまい、データは消失してしまった。
その日、インコのまるが死んでしまう。
絶望にかられた田中は公園にまるを埋めようと土を掘ると、そこにドブが隠した拳銃があった。
田中は小戸川への復讐に強い執念を抱く。
みどころ
田中という新キャラが登場し、しかも事件の中心人物となりそうです。
田中の生い立ちとキャラクターの紹介をかねた回想シーンのあと、小戸川やドブとの関係が生まれる瞬間が描かれます。
田中の内省がなかなかに面白い回ですし、急展開が見ものです。
まとめ
何やらやたらと赤裸々・切実な感じの田中の思いにひきつけられます。
第四話にして登場したキャラが、早くも話の中心に躍り出ました。
次回以降も楽しみです。
文章:kuragigo