時の魔導士の効果を簡単に説明していきます。コイントスを一度行い、表、裏のどちらが出たとしてもフィールド上のモンスターを全部破壊します。コインの表裏の予想を当てた場合、表側表示で存在する総攻撃力の半分のダメージを相手に与えます。コインの予想を外した場合、表側表示で存在する総攻撃力分のダメージを自分が受けます。
リンク召喚の普及により、攻撃モンスターを大量展開できるようになった。
最近の遊戯王では最初のターンから大量展開できるため、総攻撃力16000以上の布陣を作り上げるのは難しいことではありません。遊戯王のライフポイントは8000なので、総攻撃力16000以上の状態で、時の魔導士のコイントスをあてることによって、相手に何もさせずに勝利を収められます。
コイントスを外した場合は即敗北となるものの、表裏を当てる確率を上げるためのカードもいくつか登場しているため、自分へのデメリットを小さくできます。時の魔導士のコイントスを行うことによって、高確率で自分を勝利に導けるでしょう。
時の魔導士をどのように融合召喚するのか
時の魔導士は融合モンスターであるため、正規の方法で融合召喚すれば手札コストはかさみます。なるべく少ない手札消費でフィールドに呼び出したいところです。
魔法カートである簡易融合を用いれば解決できます。時の魔導士はレベル5であるため、エクストラデッキからレベル5以下のモンスターを特殊召喚する、簡易融合を使用することによって、手札消費一枚で場に呼び出せます。(簡易融合は融合召喚扱いとなるため、時の魔導士の融合召喚した場合という条件を満たす)
相手の妨害手段は非常に限られている
相手は効果を妨害しようにも、エフェクトヴェーラーを手札で発動するくらいしかありません。発動できたとしても、二枚目の時の魔導士を融合召喚されれば発動を止めることは難しくなります。現状の遊戯王では、先行一ターン目の対処方法は極めて限定されており、発動を止めるのは非常に厳しい状況です。コイントスをされたら最後、天を運に任せることしかできません。50パーセント以上の確率で、自分は何もできないまま敗北を迎えることになります。
*時の魔導士は遊戯王に革命をもたらす一枚になりうるでしょう。公式も危険なカードであると判断すれば、短い期間で禁止カード指定となるかもしれません。デメリットも加味したのでしょうけど、コイントスを一回にしたことは致命的だったように思います。
文章:アニメクン