出典:©川井マコト・芳文社/幸腹グラフィティ製作委員会
両親は海外勤務、祖母が他界、一人きりになってしまった町子リョウ。
ひとりぼっちの食事が、いつもより美味しくないと感じます。
料理が下手になったから?
そんな折、美術系の学校へ進学準備のため、東京の美術予備校に通うことになった親戚の森野きりんが、週一でお泊りする事になりました。
きりんとの出会いで、食事は複数でするほうが美味しいと気付くリョウなのです。
「三ツ星には敵いませーん」
突然の休校です。
リョウから中華フルコースの予定だったと聞いたきりんは、それでも土曜日に来るという。
ところが、お母さんから「実はうちも三ツ星中華レストランに行く予定だった」と聞いた途端に、寝返ってしまいました。
仕方ありません、コンビニのおにぎりと唐揚げを買って、ひとりで食事です。
「料理する気が起きませーん」
夏バテです。
体力をつけるためにウナギを食べましょう。
スーパーで買ってきたウナギの蒲焼を温めて、簡単うな重を作りました。
暑い日に、熱いもの食べて・・・。
何だかイマイチというか、これじゃない感じというか・・・。
やっぱり冷たいものが食べたいですー。
「うまく出来ませーん」
オムライスを作る練習です。
伝説の半熟オムライス、ふわふわのトロトロって感じが出ないのです。
納得いくまで、何度でもチャレンジです。
玉子とご飯がたくさん犠牲になりました。
スタッフが美味しく頂きました。
スタッフって誰?あたし?>森野きりん
「食べ方がわかりませーん」
流しソーメンです。
きりんから、流れてくるソーメンを直接、口で受け止めると教えられました。
ほんとは箸ですくって食べるのですね。
きりんには騙されました。
当のきりんはと見ると・・・本人は本気だったようです。
「幸せ頂きます」
きつねうどん、天ぷらそば、玉子焼き、おでん、コンビニで買ったおにぎりと唐揚げ、インスタントラーメン・・・あれ?
意外と手間のかからないものばかりはありませんか?
何はともあれ、美味しく頂ければいいのです。
それにはみんなで一緒に楽しく・・・ですね。
『幸腹グラフィティ』は、「美味しく食べる様子」を堪能するアニメです。
リョウやきりんの食事風景から、今晩の献立を考えるのもいいかもですね。
文章:百百太郎