書店にいったらなんと『ドラえもん』の0巻が発売されていたのでつい買ってしまいました。
ちなみに2019年11月27日に発売されていたそうです。
ドラえもんには第一話がいくつかあったようでこの0巻にはその6種類の一話が収録されています。
また新連載の予告ページやドラえもん誕生の秘話を漫画で収録しています。
ドラえもん0巻にはどんな作品が載っているの?
ドラえもんに一話が6種類あった理由は『小学一年生』などの学年誌でそれぞれの年代に合わせての話が掲載されていたからで、『よいこ』という小学一年生未満に向けられた『ドラえもん』第一話【ドラえもんあげる】ではSF的な要素(ひみつ道具もでてこない)はほとんどなくコマも大きく読みやすく描かれています。
そこから『小学三年生』や『小学四年生』などになると未来についての説明や細かいコマ割りなどが『よいこ』の第一話を読んだときと違うのがよく分かります。
【新連載の予告】と【ドラえもん誕生】ではドラえもんを生み出した藤子・F・不二雄の苦労を見ることができます。
【新連載の予告】とは文字通り新連載を予告するページなのですが、なんとそのページには机の引き出しが描いているだけでドラえもんが描かれていません。
そしてその予告とドラえもん誕生を知ることができるのが【ドラえもん誕生】お話です。
誕生とその後の変更
【ドラえもん誕生】の話を読んで感じたのはここまでたくさんのヒット作やキャラクターを生み出した人でもアイデアがでなくて行き詰まることもあるのだなと思ったのと、そこで必死にキャラクターを生み出そうとする藤子・F・不二雄の姿でした。
藤子・F・不二雄はすでに多くのキャラクターを世に出していたからこそのプレッシャーなどがあったのかもしれないですね。
0巻の一話を読んで感じたことがもう一つあります。
それはキャラクターの設定が今と変わっている部分がいくつかあるということです。『よいこ』の【ドラえもんあげる】ではドラえもんが四足歩行でのび家を飛び出していったり、ドラえもんのしっぽの色や機能も違います。
しずちゃん(しずかちゃん)がヴァイオリンを弾くことが好きなのが変わりませんが、第一話では上手に演奏しています。その後弾くのは好きだけどとても下手という設定になっています。
筆者の独り言
筆者が物心ついたときからドラえもんはすでに存在していてアニメや映画そしてもちろん漫画でも触れてきました。
それから時がたちドラえもん0巻を読んでみたのですが、小さい頃読んだときの気持ちのまま読めたことに我ながら感動しました。
『ドラえもん』のユーモアのある話を大人になっても楽しく受け入れることができたことを幸せに思ったのです。
小さい頃、ドラえもんがだした小さな銀行のひみつ道具でのび太たちがお金を増やそうとする話が当時読んでいてわくわくしていたのを覚えています。
そんな思い出がよぎったりしてまた読み返したいと思う今日この頃でした。
ではでは~
文章:マフユノダリア