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サウンドピクチャーボックス「ミュウツーの誕生」
1998年7月18日放映された「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」は650万人の観客動員数を記録していて、アニメやゲームだけでなく、映画としても伝説的な記録を残しました。
そんなミュウツーの逆襲の物語にプロローグがありました。
それは「ミュウツーの誕生」として「犬山犬子のポケモンアワー」にて全5回放送され、1999年2月12日にドラマCDという形で発売されています。
劇場版「ミュウツーの逆襲」
ポケモンを悪いことに使う組織、ロケット団。
そのボス、サカキは幻のポケモンとも呼ばれるミュウのまつ毛の化石を手に入れます。
サカキは、娘が事故死したことを受け入れることができず、その娘のコピーを作り出したフジ博士の元へ化石を持ち込み、同じ技術でミュウのコピーを作り出すよう持ち掛けます。
生まれたコピーポケモンはミュウツーと呼ばれました。
「ミュウツーの誕生」にしか現れない人物「ミヤモト」
ミュウのコピーが生まれるより18年前に、ミュウを見つけるべくロケット団の調査隊が南米のアンデス山脈へと旅立っていました。
そのリーダーの名前を「ミヤモト」といいます。
なんと、本編のアニメでは登場したことのないキャラクターで、アニメシリーズのレギュラー的立ち位置でもある悪役、そのロケット団の「ムサシ」の母親です。
アニメにおいて消息を絶ったと語られているミヤモトですが、母親としてミヤモトは、ムサシのことをひと時も忘れていないことを明かします。
幼いムサシを家にひとりきりで置いて出ていくことに胸を痛めるミヤモトですが、年齢にしてムサシが大学生になるころに初めてミュウと出会ったミヤモトは、喜びからミュウに一枚の写真を見せます。
ムサシへのちょっかいはもしかすると…
劇場版ミュウツーの逆襲において、ムサシ一行を見つけたミュウは彼らにバレないようにしながらも一つ気になるアクションを起こします。
それは、なるべくムサシの方へと近づいていき、彼女の姿を確認しているようにも見えるシーンがあるのです。
ミヤモトはムサシの幼少期のころの写真をミュウに見せて、それが娘であることを告げています。
聞き届けたミュウはどこかに飛び去り、ミヤモトは雪山の中どうなったのかは定かではありませんが、とっても頭がいいミュウはもしかするとしっかりとムサシのことを認知していたのかもしれません。
文章:新堀