出典:©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
虎杖復活
宿儺は、虎杖を生き返らせる代わりに、2つの誓約「契闊(けいかつ)と唱えたら1分間、体を明け渡すこと」「その約束を忘れること」を条件に提示します。
さらに、体を明け渡す間は宿儺は人間を傷つけないことを約束します。
無条件での蘇生を訴える虎杖は宿儺に勝ったら「無条件」で、宿儺が勝ったら「誓約通り」と賭けをします。
宿儺の生得領域では、あまりにも無力な虎杖は瞬殺されます。
高専の担任で最強の呪術師とされる五条は、虎杖の蘇生に希望を取り戻します。
しばらくは、隠れ家で修行ということで「一定の呪力を身にまとい続けながら映画を鑑賞し続ける」という試練を与えます。
隠れ家を出て、学長のもとに向かう五条を追うように夏油の連れの漏瑚が現れます。
夏油は漏瑚の実力を宿儺の指8〜9本分と測りますが、さて、この戦いの行方は‥次回に続きます。
物語はまだ序章
前話までの被害者は服役中の囚人と虎杖でした。
しかし先の展開を覗いてみると、この作品の原作者・芥見下々(あくたみげげ)先生はある意味、呪詛師なのか?と思わせるくらい無力な人間達を徹底的に殺し散らかします。
歴代週刊ジャンプの作品の中でも虐殺ランク上位に来るくらい人が死にます。
圧倒的な描写力によりキャラクター性を際立たせようという試みはわかるけど、怒涛の世界観に没入すると「俺ちょっと人格変わったかも」となります。
もしかしたら、大人になってから読むべき少年漫画なのかもしれません。
まとめ
実は五条が高専の学生だった時代に、夏油は優秀な呪術師で親友でした。
現在は呪詛師と呼ばれ、無力な人間に災いをもたらす存在として暗躍しています。
かつての親友は両局の立場で敵対していたのです。
その夏油一派が、ファミレスを燃やしてしまいます。
この夏油という人物の存在も、後々複雑な展開になっていきます。
今話では特級呪物「獄門疆」(ごくもんきょう)の話も出てきます。
原作の展開を知っている人も没入しすぎないように余裕を持って鑑賞しましょう。
次回も、是非、お楽しみに。
文章:文章:S.Shinichiro