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定期的に見たくなる作品
先日、ふと思い立って「もののけ姫」のDVDをレンタルして視聴しました。
最初から最後までしっかり見たのは恐らく学生の頃以来ではないでしょうか。
視聴してから数日後にテレビで放送されると知ってちょっとショックを受けたのはとりあえず置いておいて、
何度見ても新しい発見がある作品だな、と感じました。
コダマが可愛い
昔はちょっと不気味だと思っていた「コダマ」ですが、改めて見るとすごくシンプルで可愛いですよね。
アシタカが怪我人を背負って森を進む場面では、アシタカの真似をしておんぶをしているコダマもいます。頭に乗っかって最早おんぶでもない状態のコダマもいましたが、そこも含めて可愛いと感じました。
サンが植物を切った跡を眺めるコダマも何だか可愛いですよね。コダマたちの行動はまるで小さな子供のようで、そんなところが微笑ましくて可愛いと感じるのかも知れません。
ヤックルの健気さ
アシタカが乗る「ヤックル」は山犬や猪たちのように言葉を発しませんが、アシタカのことをとても大切に思っているんだろうな、と思えるシーンがたくさんありますよね。
例えば、負傷したアシタカをシシ神の島に連れていったサンがヤックルに対し「好きに生きな」と解放するシーンがあります。それでもヤックルはその場を離れずにいました。健気ですね…
その他にも、眠っているアシタカをずっと守っていたり、矢で怪我をしても必死についていこうとするところ、優しくアシタカをハムハムするところ…本当に健気で、可愛い。
サンは動物の言葉が分かるらしく、アシタカに対し「(ヤックルが)自分からいろいろ話してくれた」と言っていましたが、「ヤックル、大人しそうなのに自分から話すんだ…!?」とちょっと驚きました。
ジコ坊の身体能力の高さ
物語の序盤から登場する「ジコ坊」は見た目はちょっとずんぐりむっくりのおじさん、といった感じですが、高さのある下駄を履いていながら颯爽と駆けていったりジャンプしたり、身のこなしがとにかく軽い!
そこまで戦闘シーンが多い人物ではないですが、要所要所でその身体能力の高さが分かるのでつい注目してしまいますね。
序盤ではアシタカにいろいろ教えてくれる優しいおじさんかな?と思っていたら、後半になるにつれ黒い部分が見えてくるのも人間くさくて面白いです!
まとめ
最初に見たときはタタリ神のインパクトが強くて怖い映画という印象を抱いていましたが、今は恐ろしさよりも「もっと『もののけ姫』の世界を知りたい!」という思いが強くなりました。
アシタカがいた村はその後どんな風に変わっていくのか、タタラ場の人々はその後どのように過ごしていったのか、山犬とヤックルは仲良くなったのかな?など…とにかく、あの騒動のその後が気になりますね!
何度見ても楽しめて、新たな気付きを与えてくれる「もののけ姫」を、これからも定期的に見ていきたいですね。
文章:大葉勺々