出典:©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
あらすじ
湖のように静かな眼球粘膜の中に、突然空から何かが落下し始めた。
ゆったりティータイム中だったマクロファージたちは騒然となり、窓らかその物体を確認すると落下してきたのは“スギ花粉のアレルゲン”だった。
“アレルゲン”とは『アレルギー』を引き起こす物体のことで、『アレルギー』とは免疫反応が特定の原因物質に対して過剰に起こることである。
まばたきが間に合わず眼球に飛び込んできたたくさんのスギ花粉のアレルゲンたちは次々と粘膜の排水溝を開け体内に入り込んできた。
白血球により侵入者はスギ花粉のアレルゲンだと赤血球に伝えられ、見た目も恐ろしくないため一安心したのも束の間、記憶細胞によりスギ花粉のアレルゲンには恐ろしい言い伝えがあることが判明する。
その言い伝えとは、「宇宙より災いの流星飛来せし時、山は怒り大地は荒ぶり海は蠢く」と未知の大災害を予想させる…。
白血球さんの「とにかく食えばわかる!」が斬新すぎます
外敵に立ち向かい戦う “白血球”さん、めちゃくちゃカッコいいですよね!
闘う姿はものすごくカッコいいのですが、相手が何者かわからない時に行う、『食作用』(食細胞と呼ばれる単球やマクロファージ、白血球等が異物を細胞内に取り込み、分解すること。貧食ともいう)のシーンは完全にギャグ。
そのおかげで目の前の卵の黄身のような、見方によったらちょっと可愛い侵入者の正体が“スギ花粉のアレルゲン”とわかったのですが、1体見つかってからのスギ花粉のアレルゲンの数がみるみる増えていって…。
花粉の時期にいろんなところがムズムズ痒くなるのはそういうことか…と何だかすぐ納得できました。
あんな速さでたくさんのアレルゲンが体内に侵入して好き放題ウロウロするんですもん。
侵入口の目と、そのすぐ下の鼻から鼻水が止まらなくなるのは仕方ないのかもしれませんね…
花粉の時期だからってずっと目を閉じて生活するわけにはいきませんし。
インパクトのある可愛さから、グッズ化までされた“スギ花粉のアレルゲン”
卵の黄身のような容姿でのっぺりとした感じ、ぬいぐるみ的な可愛さのある『はたらく細胞』の中でのスギ花粉のアレルゲン。
現実の世界では 花粉症 に苦しんでいる人がたくさんいるので、本当に迷惑な存在ですがこのアニメの中では愛されキャラですね。
なんとなく、そんな予感はしましたが『ぬいぐるみキーホルダー』としてグッズ化されました。
あと、赤血球ちゃんの足元に数匹のスギ花粉のアレルゲンがいるフィギュアもありました。
実際の症状は大変ですが、キャラ的に可愛いって得ですね~。
まとめ
『はたらく細胞』を初めて観た時に、すごいアニメだなぁと思いました。
こんなにわかりやすくて勉強になって、各キャラも細胞の個性が出ていてすごくわかりやすくて。
学生の時に出会っていたら、もしかしたら医学を志していたかもしれません!
原作者のすごいアイディアだと思います。
唯一無二の面白いアニメだと思うので『はたらく細胞BLACK』も観たいと思います!
文章:天蔵